[メイン] 春日斬絵 : x5 3d6 #1 (3D6) > 17[6,5,6] > 17 #2 (3D6) > 11[3,4,4] > 11 #3 (3D6) > 13[3,4,6] > 13 #4 (3D6) > 12[2,6,4] > 12 #5 (3D6) > 15[6,5,4] > 15

[メイン] 仮山水 : x5 3d6 #1 (3D6) > 14[4,6,4] > 14 #2 (3D6) > 9[2,6,1] > 9 #3 (3D6) > 10[2,6,2] > 10 #4 (3D6) > 15[5,6,4] > 15 #5 (3D6) > 10[1,4,5] > 10

[メイン] 間に合ったシャン : x5 3d6 #1 (3D6) > 15[6,4,5] > 15 #2 (3D6) > 16[6,4,6] > 16 #3 (3D6) > 7[1,5,1] > 7 #4 (3D6) > 8[4,2,2] > 8 #5 (3D6) > 9[1,5,3] > 9

[メイン] GM : 準備がよろしければ教えて下さい

[メイン] 春日斬絵 : 教えるわ

[メイン] 朝日奈葵 : 教えるよ!

[メイン] ウユウ : 教えましょう

[メイン] GM : では…出航ですわ~!!!

[メイン] 朝日奈葵 : 出港だァ〜〜〜!!!

[メイン] ウユウ : 出航ですァ~~~!!!

[メイン] 春日斬絵 : 出航よォ~~~!!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 生温い風が肌に纏わり付くある夏の日。休みを謳歌していた貴方達の元に、一通のメールが届きました。差出人の名前は多田野 智則。貴方達の共通の友人である男です。

[メイン] GM : 多田野だけど皆元気か?
突然で悪いんだけど、とある依頼の手伝いをしてくれないか?
「××年前に廃村になった豊雫村について、調べていただきたい」
こういう依頼が来てて、ちょっとキナ臭かったけど報酬が高くて受けちゃった...
一人で行くのもあれだし、手伝ってくれないか?
報酬は山分けの30万ずつ出すから頼むよ!
来てくれるなら詳しすい話は明日、棗公園の前まで来てくれ!

[メイン] GM : といった内容のメールですね

[メイン] 春日斬絵 : 30万円ですか…おいしそうな話ですし乗りましょう
というわけで行くことにします

[メイン] ウユウ : ほう、なに?依頼?私も忙しい身なのだが……悪いが、ここは
 /\/\/\/\/\
< 30万 >
 \/\/\/\/\/

[メイン] ウユウ : 行きましょう(即断)
友と仁義の為に……!!

[メイン] 朝日奈葵 : ううん……いいよー!日課のトレーニングついでに見に行けそうだし!
それじゃ明日、えっと……とげ公園……?

[メイン] GM : 友人の頼みを聞くことにした貴方達は棗公園へと向かいました。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 蝉が忙しく鳴いている中、貴方達は日差しに照らされながら約束の公園に来ました。

[メイン] GM : 棗公園に着くと、ブランコをきぃきぃと音を軋ませながら漕いでいる男性が見えます。その男は貴方達の待ち合わせ相手である多田野 智則、本人でした。

[メイン] 多田野 智則 : 彼は貴方達を見つけると声をかけてきます。

[メイン] 多田野 智則 : 「お~い!こっちこっち!」
ひょいひょいと3人に手招きをする

[メイン] 春日斬絵 : 「ああそこにいたのですね多田野さん、ごきげんよう」
挨拶を返す

[メイン] 朝日奈葵 : 「あ、来た来た!お〜い!」
鉄棒からくるんと飛び降りて

[メイン] ウユウ : 「やあやあ、皆様方。壮健そうで何よりです」
扇をぱたぱた扇ぎつつ入ってくる。

[メイン] ウユウ : いや……鉄棒は壮健すぎるような……

[メイン] 多田野 智則 : 「いやぁ、暑い中集まってもらって申し訳ない」

[メイン] 春日斬絵 : 「そうですね。クソ暑いですわ」
汗をにじませて

[メイン] ウユウ : 「棗(なつめ)公園を集会場と言われた時には、正直うんざりとしましたが。これも友のため故」

[メイン] 朝日奈葵 : 「うーん……平気平気!終わったらプールで一汗流すつもりだし!」

[メイン] 多田野 智則 : 「だよね暑いよね。それじゃ簡潔に話そうか」
「メールは読んでくれたんだよね?」

[メイン] 朝日奈葵 : ……あれ、なつめって読むんだ。

[メイン] 春日斬絵 : 「ええ依頼を達成したら30万円というところまできっちり読みましたよ」

[メイン] 多田野 智則 : あははと笑いながら

[メイン] 多田野 智則 : 「うん。それで僕なりに調べてみたんだけど、どうもきな臭くてね」

[メイン] 多田野 智則 : そう言って以下の情報を話します

[メイン] GM : [豊雫村について]
100年近く前に廃村になった村で、干ばつが原因だったと言われている。その地域周辺の記録を見ても、特に天候が偏っていた記録は出てなかった。
変わった宗教信仰と風習が、廃村になるまで続いていた。

[メイン] 多田野 智則 : 「こんな感じで、曖昧な情報が多くてね。詳しい情報が出てこないんだよ」

[メイン] 多田野 智則 : 「だから直接村に向かおうと思ってるんだけど、一人じゃ心細くてさ」

[メイン] 多田野 智則 : 「そこで君達を呼んだ…ってわけなんだよ」

[メイン] ウユウ : 「ふむ……」
少し考えるような間を置く。

[メイン] ウユウ : 「曰く、至誠にして動かさざる者は、未だ之あらざるなり──と言います。貴殿の誠意(30万)はしかと感じました。私のような者で役に立てるのなら、手をお貸ししましょう」

[メイン] 多田野 智則 : それはありがたいね。とウユウに笑顔を向ける

[メイン] 朝日奈葵 : 「ううん……それじゃあきっと、その宗教信仰とかいうのがいっぺんに水を引いちゃって足りなくなったんだよ!ものすごい量のうどんを作ったり!」

[メイン] 多田野 智則 : 「ええ…」

[メイン] 多田野 智則 : 「でもそういうこともあるのか?」

[メイン] ウユウ : 「その豊雫村は香川にあるのですか?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「うんうん!そうと決まれば、早速食べに行かなきゃ!多田野、案内は頼んだよ!」
ぐううう、と腹の虫を鳴らす。

[メイン] 春日斬絵 : 「話を聞けばただの廃村旅行についてきて欲しいぐらいにか聞こえませんが……それで30万円…。貴方何か隠してたりしません?」

[メイン] 多田野 智則 : うどんあるかなぁ?なんて思いながら朝比奈にうなずく

[メイン] 多田野 智則 : 「あー…実は僕も依頼料に目が眩んでさ。それで引き受けた感じなんだ」

[メイン] 多田野 智則 : 「ちょっと胡散臭いかなって思ったけど、もう前金もらってしまってさ」

[メイン] 多田野 智則 : 「もし何か危ない目に遭いそうになったらすぐに引き返すけど、それでもダメかな?」

[メイン] 春日斬絵 : 「なるほど……自分でもちょっとヤバいかもしれないと思ったから心細くて私たちを呼んだというわけですね。それなら理解できます。行きましょう」

[メイン] 多田野 智則 : 春日の言葉にホッとした表情を見せる

[メイン] 朝日奈葵 : ……二人とも、いろいろ考えてたんだなぁ。

[メイン] ウユウ : 「なぁに、仮に面倒でも起こったら私と多田野殿で共に責を担えばよいだけさ……ま、なるようになりましょう」

[メイン] 多田野 智則 : 「まあその時は僕が全責任を負うよ」

[メイン] 春日斬絵 : 「頼もしい男性陣ですね。じゃあ私たちは気楽に旅行を楽しみに行きましょうか葵さん」

[メイン] 朝日奈葵 : 「えっ、いいの!?それじゃ、一緒に廃村の周りでもぐるっと走ってみる!?」

[メイン] ウユウ : 「多田野殿はまこと勇敢であるなぁ……これならば、たとえ百鬼夜行が村にあろうと万苦をも退けられましょう」
なんと、と扇で口元を隠す。

[メイン] 春日斬絵 : 「走るのは良さそうですね。調査の手伝いも兼ねれそうですし」

[メイン] 多田野 智則 : 「良し!それじゃ早速向かおうか!」
大きくブランコを漕ぎ、飛び降りて勢いよく着地する

[メイン] 多田野 智則 : 近くに止めた車に向かい、3人に乗るように促す

[メイン] 春日斬絵 : 「よし!話もまとまりましたし涼しい車内に行きますか!」
乗る

[メイン] 朝日奈葵 : 「いいねいいね!出発進行ー!」
勢いよく助手席に乗り込む

[メイン] ウユウ : 「よし来た、任せてもらおう」
クーラーの効いてる助手席に乗ろうとしたら先を取られたのでしぶしぶ後部座席に乗った。

[メイン] 多田野 智則 : 3人が乗車したのを確認し、車を出す
いざ豊雫村

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 多田野が車を走らせること2時間、山を進んでいると鳥居のような建造物が見えてきます。長い間放置されているのか、ボロボロで至るところが朽ちています。

[メイン] GM : また、近くには看板があり、「この先 豊雫村」と古びているため掠れた字で書かれています。この先は階段になっているため、車で行けるのはここまでのようです。

[メイン] 多田野 智則 : 階段の前で車を止める

[メイン] 多田野 智則 : 「この先が例の村だね」

[メイン] 春日斬絵 : 「雰囲気がありますねえ…」
しげしげと鳥居を眺めて

[メイン] 朝日奈葵 : 「よいしょっと!……なるほど、いいウォーミングアップになりそうじゃん」
階段を前にアキレス腱を伸ばして

[メイン] ウユウ : 「おっと、途中から徒歩になるとは……」
車だと思って多めの荷物を持ってきてしまった。

[メイン] 春日斬絵 : 目星とかできますかね?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 40 > 成功

[メイン] GM : 春日は鳥居の近くに変わった形の岩を見つける。人の顔に見えなくもないそれは、この場所の不気味さと相まって不安を煽ることだろう。SANc(0/1)

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=60 SAN (1D100<=60) > 21 > 成功

[メイン] GM : また、眺めていると文字が書いてあった後のようなものがあるが、一部以外風化して見えなくなっている。

[メイン] 春日斬絵 : 一部の部分はなんなのかわかったりしますかね?

[メイン] GM : 「豊   干    死    」
判別できたのはこの三文字だけで、残りは掠れすぎていたり、ひび割れているせいで読めませんでした。

[メイン] 多田野 智則 : 「なにかあった?」
車から降り、岩を見つめる春日に話しかける

[メイン] 朝日奈葵 : 「どしたのどしたの?」
春日に近寄って

[メイン] 春日斬絵 : 「人の顔みたいな岩ですね、なんか怖い文字が書いてあります」
教える

[メイン] ウユウ : 「ふむ? 『”豊”雫村は”干”ばつで”死”んだ』……とかでしょうか」

[メイン] 多田野 智則 : 「うわっ…本当に人の顔みたいだ」
「それにこっちの文字もこわい」

[メイン] 朝日奈葵 : おぉ〜、とウユウに小さく拍手を送る。

[メイン] 春日斬絵 : 「あーそれありえそうですね。流石ですわウユウさん」
感心する

[メイン] 多田野 智則 : 「なるほど。そう読めなくもないね」

[メイン] ウユウ : 「何かの碑だとすれば、相当に朽ち果てていますね。まるで人が来ていないのは本当のようです」
ははは、と後頭部を掻く。

[メイン] 春日斬絵 : 「そうですね…この看板も大分文字がかすれていて…」
看板を見る

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色目星 (1D100<=90) > 22 > 成功

[メイン] GM : 「この先 豊雫村」以外の文字は読み取れませんね

[メイン] 春日斬絵 : 「何か書いてあったようですけどこの先 豊雫村という部分以外わからないですね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「入ったら呪われるぞー、みたいに堂々と書いてあった方がヤだけどね」
冗談っぽく笑う。

[メイン] ウユウ : 「ぞっとしないことを言わないでください、朝比奈嬢……。しかし、どうやら、道が間違っていないらしいことは分かりましたね」

[メイン] 春日斬絵 : 「それだったら入りたくないですね」
あははと笑う

[メイン] 多田野 智則 : 「あはは。それなら調査しに行くのやめるよ」
同じように冗談っぽく笑う

[メイン] ウユウ : 怖じているのは私だけか……!!

[メイン] 朝日奈葵 : 「ふーん……もしかしてウユウ、ビビってる?」

[メイン] 朝日奈葵 : じっとウユウの目を見る。

[メイン] ウユウ : 「!?」

[メイン] 春日斬絵 : 「雰囲気ありますからね……そういう気分になっても無理ないですよ」

[メイン] ウユウ : 「は、ははは……朝比奈嬢の見分にはまっこと、心の底まで見透かされる思いです……」
消極的に肯定した。

[メイン] ウユウ : 「まあ、ちょっとした勘なのですがね。あるのですよ……六感に訴える、厄介な予感がです」

[メイン] 春日斬絵 : 「私も正直いい予感はしないですしね……」

[メイン] ウユウ : まあ勘でビビるのを世間一般ではビビリと言うのだが。

[メイン] 朝日奈葵 : 「あ、あはは……ごめんごめん。」

[メイン] 多田野 智則 : 「…公園でも言ったけど、危険ならすぐに帰るようにするから」

[メイン] 多田野 智則 : 「とりあえず進んでみない?」

[メイン] ウユウ : 「え、ええ。行きましょう。案外、この予感も単に柳が揺れているだけかもしれませんからね」

[メイン] 春日斬絵 : 「そうですね。ここにいてもしょうがないですし」
鳥居に一礼し階段を上ろうとする

[メイン] 朝日奈葵 : 「うんっ!何事もやってみなきゃわかんないもんね!」
……ヤナギ?と少し首を傾げながら

[メイン] GM : 階段を登り始めると、かなり長めに続いていることがわかる。

[メイン] 多田野 智則 : 隣を見ると、多田野はひぃひぃ呻き声をあげながら階段を登っている。

[メイン] ウユウ : その更に隣で一緒にひぃひぃ呻き声をげあながら階段を登っている。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……もう、情けない!おぶってあげようか!?」
とん、とんと快調に前方を飛ばしながら

[メイン] 春日斬絵 : 「体力ありますね…」
まあまあ疲れている感じで登っている

[メイン] ウユウ : 「いや、これについては朝比奈嬢の体力が……ねえ、春日嬢に多田野殿ォ!」
息が荒いので語気が粗くなった。

[メイン] 多田野 智則 : 「さすがに、この階段は辛い」
ウユウの言葉にうなずきながらゆっくり登る

[メイン] 春日斬絵 : 「やっぱり超高校級のスイマーと言われてたのは伊達じゃないようですね…」

[メイン] ウユウ : 「ぬう、このままでは調査よりも先に精魂尽き果て足が鉛の棒になってしまう。どれだけ続くんだ……」
階段の上を見上げる。

[メイン] 朝日奈葵 : むー、と歩調を合わせようと階段を少し降りながら辺りの様子を見回す。

[メイン] GM : 全員<聞き耳>どうぞ!

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 38 > 成功

[メイン] ウユウ : ccb<=25 初期値で勝負させていただきます (1D100<=25) > 48 > 失敗

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=80 調査 (1D100<=80) > 45 > 成功

[メイン] 多田野 智則 : ccb<=25 僕も初期値かよ (1D100<=25) > 79 > 失敗

[メイン] GM : 春日と朝比奈は人がボソボソと話しているような声が聞こえてくる。何を言っているのかまでは聞き取れないが、延々と聞こえてくるその声を、これ以上聞きたくないと貴方は足を急がせるでしょう。不気味な声が聞こえた貴方はSANc(0/1)

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=75 SAN (1D100<=75) > 74 > 成功

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=60 SAN (1D100<=60) > 9 > スペシャル

[メイン] 春日斬絵 : 「……先客がいるみたいですね。話し声が聞こえてきます」

[メイン] 多田野 智則 : 「…えっ!?」

[メイン] 多田野 智則 : 声なんて聞こえる?キョロキョロと周囲を見回して

[メイン] 朝日奈葵 : 「……うん、春日ちゃんも聞こえたよね……今の……」
声のトーンを少し落として

[メイン] ウユウ : 「なんと、多田野殿の受けた依頼がダブルブッキングでもしていたのでしょうか……私には生憎何も聞こえませんでしたが」

[メイン] 多田野 智則 : 「僕も聞こえなかったけど、聞き間違えとかじゃないよね?」

[メイン] 春日斬絵 : 「葵さんも聞いていらっしゃるようですから聞き間違えではないかと思います」

[メイン] 朝日奈葵 : 「そうだよ!春日ちゃんも聞いたって言ってるもん!」

[メイン] ウユウ : 「ふうむ。では、道を急いでみましょうか……百聞は一見に如かずと申します。目で確かめれば真偽ははっきりとするでしょう」

[メイン] 多田野 智則 : 「ふむ、ウユウくんの言うとおり、僕たち以外にも調査している人がいるのか、または全然無関係のなにかか」

[メイン] 多田野 智則 : ウユウにうなずく

[メイン] 多田野 智則 : 「そうだね。行ってみよう」

[メイン] 春日斬絵 : 「人がいて安心と言うべきか…得体のしれない人間がいて不安と言うべきか…難しい所ですが…ただの登山客とかかもしれませんし進んでみましょうか」

[メイン] 朝日奈葵 : 「いよし!そうと決まれば!……あ、荷物ちょっと持つよ春日ちゃん!」
再び元来た階段を元気に駆け出す

[メイン] ウユウ : 「あ、朝比奈嬢! お待ちを……な、なんだあの体力は。若さ……?」
いやいや、私もまだお兄さんで通じる年だから。
とか何とか思いつつおじさんとしか思えないくたびれっぷりで階段を登る。

[メイン] 春日斬絵 : 「それはありがたいですね……ではお言葉に甘えて」
少し荷物を渡す

[メイン] 多田野 智則 : 元気だなぁと思いながらも、負けてられないなと階段を進む

[メイン] GM : 階段をしばらく進んでいると、豊雫村だろう集落の姿が見えてきます。

[メイン] GM : 家などは古びているが、当時のままの姿を保っており、今も人が住んでいるのではないかと思えてきます。

[メイン] GM : また、階段の少し先には簡単な地図のようなものがあり、資料館、村長宅の二つのみ名前と場所が書いてあることがわかります。

[メイン] 春日斬絵 : 地図の裏側にはなんか描いてたりしませんか?

[メイン] GM : 特に気になるものはありませんね

[メイン] 朝日奈葵 : 「えっと……100年くらい前の廃村なんだよね?」
家々を見渡し、今にも人が出てきそうなくらい……と素直にこぼす。

[メイン] ウユウ : 「ぜえ、ぜえ……はあ、ようやっと目的地ですね」
水筒の中身を呷りながら遅れて到着。

[メイン] GM : 朝比奈が家々を見渡すと、いくつかある民家の内、一つだけ扉が開いていることがわかります。

[メイン] 多田野 智則 : 「…や、やっと着いた」
はぁはぁと肩で息をして、一番最後に村に着く

[メイン] 朝日奈葵 : 「二人ともお疲れ様ー。はい、タオル」

[メイン] ウユウ : 微妙な勝利を収めたという優越。

[メイン] 春日斬絵 : 「ふう……ようやく着いてよかったですね…」

[メイン] 多田野 智則 : 「ああ、ありがとう」
朝比奈からタオルを受け取り、汗を拭う

[メイン] ウユウ : 「あ、これはこれは……おお、朝比奈嬢が慈悲深き天女に見えます」
タオルを受け取る。

[メイン] 朝日奈葵 : 「うんうん!……も、もう……ウユウはお世辞がうまいなぁ……」
「……そういえばね、あそこだけ扉が開きっぱなしみたいなんだけど」

[メイン] 朝日奈葵 : 件の民家を指さす。

[メイン] 多田野 智則 : ああ良かったよと春日にうなずいたあと、朝比奈が指さす民家の方に目を向ける

[メイン] 春日斬絵 : 「なんかの拍子で開いたのがそのままになったんですかね……?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……それか、もしかして……強盗?」

[メイン] ウユウ : 「強盗!? こ、このような廃村にですか……」
考えにくいと首筋を拭きながら思う。

[メイン] 多田野 智則 : 「あー廃墟だからって勝手に入るやつか」

[メイン] ウユウ : 「そんな無法者が……? そういえば、お二方が声が聞こえたとか……」

[メイン] 春日斬絵 : 「そういえばそうでしたね…今は」
耳を澄ます

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色聞き耳 (1D100<=90) > 58 > 成功

[メイン] GM : 階段で聞こえていた声は聞こえなくなっていますね

[メイン] 朝日奈葵 : うなずきながら、春日の様子を見守る。

[メイン] 春日斬絵 : 「今は声は聞こえませんね……ここにはいないと思います」

[メイン] ウユウ : 「なるほど。それは一安心です」
胸を撫でおろし

[メイン] 多田野 智則 : 「それなら安心なのかな?」
なにが安心なのかわからないけど

[メイン] ウユウ : 「……そういえば春日嬢。先ほど、地図を見ておられたようですが、目ぼしい場所はありましたでしょうか?」

[メイン] 春日斬絵 : 「資料館と村長宅ぐらいですね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「資料館……やっぱり、廃村になってからも整備に来る人がいるのかなぁ」

[メイン] 朝日奈葵 : ……でも、それならそれで……入り口の看板直したりとか、やってくれてもよさそうだけど。

[メイン] ウユウ : 「では、その資料館に村長宅。そして、朝比奈嬢の見つけたお宅……そこらが目ぼしい場所でしょうか」

[メイン] 春日斬絵 : 「でしょうね」

[メイン] ウユウ : 「その他は……ちょっと、見回る気がしないですね」
集落跡を見渡して。
クソ暑いので汗を拭いた。

[メイン] 多田野 智則 : 「そうだね。それじゃその3件を調べてみようか」

[メイン] 朝日奈葵 : 「オッケー!……じゃ、どこから見てみる?」

[メイン] ウユウ :
                            不法侵入
「まあ。資料館からが妥当ではないでしょうか……他はあの、ごにょごにょですし……」
 

[メイン] 春日斬絵 : 「ですね…まあやっちゃってもいい気はしますが……なんか妙に新しい感じで気が引けますしね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………うん、それがいいと思う。」
……そういえば、私もさっき強盗とか言っちゃってたし。

[メイン] 多田野 智則 : 「僕たちは調べろって依頼できてるから一応大義名分はあるけどね」

[メイン] ウユウ : 「曰く、仰いでは天に恥じず、伏しては地に恥じず──と言います。なんかやましいところがあると私は挙動不審になり、職務質問の嵐に晒されるような人間なのです」

[メイン] ウユウ : 「ごほん。と、ともかく。資料館に行ってみましょう」
先に歩いていく。

[メイン] 春日斬絵 : 「まあいざという時に逃げ出すことを考えたら安全な場所から行った方がいいでしょう」

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………???」
ウユウの言っていることはよくわからなかったけど、とりあえず資料館に行くってことでいいんだよね。……うん。

[メイン] 多田野 智則 : 「…っと、ウユウくん一人じゃ危険だから僕も一緒に行くよ」
ウユウを追いかける

[メイン] 春日斬絵 : ウユウについていく

[メイン] GM : 資料館の中は何故か本が持ち出されてなく、部屋を囲むように本が置いてあります。また、中央には硝子のケースのようなものがあるのが見えます。

[メイン] 春日斬絵 : ガラスにほこりがあるか指で触って確かめます
来なさい

[メイン] GM : 春日が硝子ケースを触ると、埃が積もっていることがわかります
また、ケースの中には、資料だろう古びた紙が置かれていることに気がつきます。前には童歌と書いてある。

[メイン] 春日斬絵 : じゃあそれを詳しく見てみます

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 3 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 春日斬絵 :

[メイン] GM : 「水を求めて 巫女を生け
枯れた大地を満たしてく
ぶくぶく ぶくぶく 泡が鳴る」

「水が満たした 地を眺め
 巫女は神域で飼われてく
ぶくぶく ぶくぶく 現れる」

「水が歪めた 現実に
 失い潰えた巫女戻る
ぶくぶく ぶくぶく 泡割れる
ぶくぶく ぶくぶく 洗われる」

といった童歌について書かれており、「この村では、古くから子供達が歌っている歌」と書かれています。

[メイン] 春日斬絵 : 「なんだか生贄でもやってたっぽい歌ですね…」

[メイン] 朝日奈葵 : 立った煙にこほ、こほと軽く咳をしながら覗き込み
「……そうなの?」

[メイン] ウユウ : 「春日嬢の言う通り『巫女を生け』……の一節は、生贄をイメージさせますね……」
扇でホコリを払いつつ

[メイン] 春日斬絵 : 「水を求めて 巫女を生けってところと神域で飼われてくってところがそれっぽいんですよね」

[メイン] 多田野 智則 : 「童歌にしてはなんか不気味だね」

[メイン] ウユウ : 「多田野殿の事前調査では、変わった信仰がこの地に根付いていたらしいですね。ただの童歌ではないのかもしれません」

[メイン] 多田野 智則 : 「たしかに。それならここに他にもなにかあるかもしれないね」

[メイン] ウユウ : しかし……春日嬢のあの動き。
埃の積もり方で人の気配を確かめていたな。
さっすが、抜け目の無い人だ……ここには、しばらく人が来ていないようだな。

[メイン] 朝日奈葵 : 「うーん……なんだか、干ばつよりむしろ水でいっぱいになったみたいに見えるけど……」
あまり頭脳労働は得意ではないというように首をひねる。

[メイン] 春日斬絵 : 「ですね巫女が戻ってくるって言ってますし」

[メイン] ウユウ : 「それこそが、この地の調査すべき謎なのかもしれませんね。『乾く』と『潤う』……正反対の二つが、この村には同居しているように思えます」

[メイン] ウユウ : 言いつつ、周囲の本棚の方を見てみる。
何か、正反対の二つを繋げるものはないだろうか?

[メイン] GM : <図書館>どうぞ!

[メイン] ウユウ : ccb<=90 雑学 (1D100<=90) > 87 > 成功

[メイン] ウユウ : あぶなっっっ

[メイン] GM : ウユウは「豊雫村の歴史」という本を見つけます。

[メイン] 春日斬絵 : あぶなかったですね…

[メイン] ウユウ : 「これは……丁度いい本が見つかったかな」
読んでみましょう

[メイン] GM : [豊雫村の歴史]
豊雫村は昔から雨が全く降らない場所にある村だった。そのため、村民は巫女を立て、雨乞いをして雨を振らせてきた。この村が雨に恵まれないのは、日照りの神を怒らせたからと言われている。そのせいで雨は降らず、水不足のせいで干ばつが起きていた。

豊雫村は、過去に人を贄に出し、神に捧げる儀を行っていたが、これは巫女自身がそれに値する何かを持っていなくてはならなかった。そのため、時が経つにつれて、巫女の力が弱まっていったために廃れていったという。

[メイン] ウユウ : 「──と言うことらしいですね、皆様」
本の内容をざっと語る。

[メイン] 春日斬絵 : 「やっぱりそれっぽい儀式あったんですね」

[メイン] 多田野 智則 : 「ふむふむ。3人の意見通りのようだね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「へぇ……」
……本を読むのはあんまり乗り気じゃなかったから、ウユウがまとめてくれて助かった。

[メイン] ウユウ : 「旱魃と雨乞…。これならば確かに、旱と潤が結びつきますが……」

[メイン] ウユウ : 「しかし、それにしても。気象情報では、目立った旱魃は起きていなかったとのことですが……」

[メイン] 春日斬絵 : 「100年前ですからね…正確な情報じゃなかったのかもしれませんね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「あ……そうだった、忘れてたや。……うん?」
「じゃあ、たまたま……ちょうど、この村だけ雨が降らなかった……とか?」

[メイン] 朝日奈葵 :
  ・・・・
その地域周辺の記録を見ても、特に天候が偏っていた記録は出てなかった。……だっけ?

[メイン] ウユウ : 「まさか、そんなことが……?」
ある筈がない、という続きは不思議と出てこなかった。

[メイン] ウユウ : 「……この村において、晦明が正しく天を巡らないように……何か不条理な事柄が背後に動いている気がします、が……
 資料だけではこれ以上知ることは難しそうですね」
資料ではなく、この地に生きた当事者の痕跡を調べておきたいところだ。

[メイン] 多田野 智則 : 「最低限の雨だけしか降ってなかったのかもしれないね」
「だからその本にあるように、この村は廃れるしかなかった」

[メイン] 春日斬絵 : 「なるほどねえ……これ以上調べるなら少々ヤバいことしないといけなさそうですね……やります?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……ううん……まぁ、とにかく……これだけの情報じゃまだ帰れないじゃん!」

[メイン] ウユウ : 「多田野殿。やはり、これだけの情報では不足ですかね?」

[メイン] 多田野 智則 : 「そうだね。まだ答えは出ていない感じがする」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……そもそも、私自身も消化不良だし。なんというか、こう……喉の奥にドーナツがつっかえたような……」

[メイン] 多田野 智則 : 「30万の仕事だ。これで満足に仕事したとは僕には言えないよ」

[メイン] 多田野 智則 : 朝比奈にコクリと頷く

[メイン] ウユウ : 「それはどんなドーナツなのですか?」
眼鏡がズレる。

[メイン] ウユウ : 「……まあ、30万ですからね。給金の分は働きたいところです」
眼鏡直す。

[メイン] 春日斬絵 : 「じゃあやるしかないですね。腹をくくりましょう」

[メイン] 多田野 智則 : 「ものを壊すわけでもないし、家主さんもきっと許してくれるでしょう」

[メイン] 多田野 智則 : 適当なことを言っている自覚はある

[メイン] ウユウ : 「ははは……皆様方の肝胆の何たる強靭なことか。きっと古代の英傑にも劣りますまい」

[メイン] 朝日奈葵 : 「あはは……まあ、いざとなったら責任を負うって言ってくれてた人たちもいることだし!」
少し冗談めかして

[メイン] 春日斬絵 : 「ですね」
多田野を見ながら

[メイン] ウユウ : 「ウッ。次に我々が目を向けるべきは……”この地において何が起きたか?”でしょうね。
 それを知るのはやはり、この地に生きた人々でしょうか」
痛いところを突かれて呻いた。

[メイン] 多田野 智則 : 「あはは。まあその辺はちゃんと責任を負うから」

[メイン] 多田野 智則 : 「それじゃ他の場所を調べてみようか」
ウユウにうなずく

[メイン] 朝日奈葵 : 「賛成!」

[メイン] 春日斬絵 : 「ええ」

[メイン] ウユウ : 「と、なると……やはり、民家ですね……
 そういえば朝比奈嬢が、丁度よく戸の開いた民家を見かけたとか」

[メイン] ウユウ : 案内願えますか?と後に続く姿勢。

[メイン] 朝日奈葵 : 「オッケー!えーと……こっちこっち!」
資料館の入り口からきょろきょろと少し見渡して、民家の方へ駆け出す。

[メイン] 多田野 智則 : その後ろについていく

[メイン] 春日斬絵 : ついていく

[メイン] ウユウ : ついてく…ついてく…

[メイン] GM : 扉が開いている民家の中は、長い間放置されていたためか、至るところがボロボロなのがわかります。屋内には、朽ちた机やタンスがある他に何もなく、廃村になる前に持ち出されたのかも知れないと考えるでしょう。

[メイン] 朝日奈葵 : 「っと……お邪魔しまーす……」
民家の前に揃ったのを確認して、そろりそろりと中へ踏み出す。

[メイン] 多田野 智則 : 「床とか抜けないといいんだけど」
恐る恐る屋内へ

[メイン] ウユウ : 「ふうむ、諸行無常の風情が……無いですね、流石に」
大の男がそろそろと侵入する。

[メイン] ウユウ : 「資料館は元のまま本が残されていると言った感じでしたが、民家は人が住んでいた跡……と言った様相ですね」
周囲を見渡す。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……うーん、見たところ空き家も空き家って感じだけど……春日ちゃん、どうかな?」

[メイン] 春日斬絵 : 「ただの廃墟ですね。風情とは無縁です」

[メイン] 春日斬絵 : 「うーん……」
目を凝らして廃墟を探す

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 79 > 成功

[メイン] GM : 春日はタンスの中に一冊の本を見つけます。中を見ると、どうやら日記のようですが、劣化があまりにも酷いため、読めるページは限られています。

[メイン] 春日斬絵 : 「本がありました。読んでみますね」
読む

[メイン] GM : ありふれた日常だろうページがある中、一部に似つかわしくない罵詈雑言が書かれています。

[メイン] GM : [日記]
×月×日
「忌々しい化物が...
人間みたいに振る舞いやがって!
雨乞いの儀が無かったら、ここから追い出しているのに...」

×月○日
「遂にあの化物が、「もう雨乞いはできない」等と言ってきた!
旱魃様の祟りとか世迷い言を抜かしおって...
まぁ、漸くあれを追い出す理由が出来た。村長に言って、直ぐにでも行動に移すとしよう」

[メイン] 春日斬絵 : 「読むに堪えない罵詈雑言が書いてありました…おそらくは巫女に向けたものでしょうね」

[メイン] 朝日奈葵 : ……すげー。ホントに重要そうなもの見つけちゃった。

[メイン] ウユウ : 「おお、流石は春日嬢!天地を一つの皿に乗せて見下ろすような洞察、このウユウ感服致します!」

[メイン] 多田野 智則 : 「…?雨乞いの巫女は村人に大切にされていなかったのかな?」

[メイン] 春日斬絵 : 「どうなんでしょうね……この人が単に嫌っていただけの可能性もありますが」

[メイン] ウユウ : 「巫女は……そういえば、待遇に関しては触れられていませんでしたね」
資料館の文章を思い返す。

[メイン] ウユウ : 「人は己と異なるものを迫害する生き物です。時とともに失われた巫女の力……あるいは、巫女の血統は特殊なものだったのでしょうか……」

[メイン] 春日斬絵 : 「化け物と書くあたりウユウさんが言ったようになにかしらの常人と違った部分がありそれゆえに嫌われてそれゆえに巫女であった可能性はあります」

[メイン] 多田野 智則 : なるほどね。と2人にうなずく

[メイン] 朝日奈葵 : 後ろでがんばって指を折りながら話を理解しようとしている。

[メイン] ウユウ : 「……」
「まあ、巫女さんの家族がすごい人たちだったのかな、ということですね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!」
「へ〜!……それなのに、追い出そうとするなんてヒドイじゃん!」

[メイン] 春日斬絵 : 「どうも務めを果たせなくなったみたいですからね。酷いというのはその通りですが」

[メイン] 多田野 智則 : 「巫女になにがあったのか。それが僕たちが調べなければいけないことのようだね」

[メイン] 朝日奈葵 : うんうん、と調子を取り戻したかのようにうなずく。

[メイン] ウユウ : 「ええ。そのようですね……義に厚い皆様に、この私めも尽力致しましょう」

[メイン] ウユウ : 「……当初に目星を付けた三か所の内、二か所を我々は調査し終えたようです」

[メイン] 春日斬絵 : 「ええ、この家で得られる情報はこれぐらいでしょう。村長の家なら巫女について書いてあるものがあるかもしれませんしそこに行きましょうか」

[メイン] 朝日奈葵 : 「うんっ、ナイスアイディア!」

[メイン] 多田野 智則 : 「それじゃ、向かおうか」

[メイン] ウユウ : 「御意に」

[メイン] 春日斬絵 : 「ゴーですね」
向かう

[メイン] 朝日奈葵 : 「レッツゴー!」
駆け出す

[メイン] ウユウ : 「元気だなあ……」
水筒飲みながら向かう

[メイン] 多田野 智則 : ウユウにうなずきながら村長宅へ歩を進める

[メイン] GM : 村長宅は他の民家と比べて、明らかに劣化が少なく小綺麗な家です。中には、大きめのソファ二つに挟まれて、ローテーブルがあります。その奥には本棚があり、ここも持ち出されてはいないようです。

[メイン] 春日斬絵 : ほこりはどうですかね?
積もってます?

[メイン] GM : 積もっていますね

[メイン] 朝日奈葵 : 「……うわ、立派なソファ!……私、いつかこういうソファで横になるのが夢なんだ……」
衝動を抑えながらソファの近くに

[メイン] 春日斬絵 : 「ここも入った形跡ないみたいですね……あの話し声の人たち……何しに来てたんでしょうか?」

[メイン] ウユウ : 「……やはり、聞き間違いだったとか?」
そのソファは間違いなく埃っぽいのでやめるのは賢明です。

[メイン] 朝日奈葵 : 「うーん……たまたま近くに来てた猟師さんとか、バードウォッチャーとかそういうのかも」

[メイン] 多田野 智則 : 本当に人だったのだろうか?この村に来てから僕たち以外の人影は見かけないが…。なんて思ったけど不安にさせるだけだろうから口には出さない

[メイン] 春日斬絵 : 「まあハイキング目的だったのかもしれませんし気にしてもしょうがないですね。さっさと調査を終えましょう」
本棚に向かう

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 図書館 (1D100<=90) > 51 > 成功

[メイン] GM : 春日は本棚から「村長の手記」と「旱魃について」の二冊の本を見つけます

[メイン] 春日斬絵 : 「うーん村長の手記は私が読むとして…もう一つ誰か読んでくれませんかね?」

[メイン] ウユウ : 「では私が」
挙手

[メイン] 朝日奈葵 : 「……えっ、じゃあ私も!」
挙手

[メイン] 春日斬絵 : 「かぶりましたね…ではお二人でどうぞ」
とりあえず先に言ったウユウに渡す

[メイン] ウユウ : 「よし、それじゃあ任せてもらいましょう」
本を受け取り、パラパラと捲る。

[メイン] GM : [旱魃について]
旱魃とは、雨が降らないなどの原因で起こる、長期間の水不足の状態である。農作物の収穫量が減少したり、疫病・飢餓等の問題が発生する。
旱は「ひでり」を、魃は「ひでりの神」の意味がある。「ひでりの神」としての魃は、そこにいるだけで干ばつを引き起こすという。

[メイン] 朝日奈葵 : …………。
…………春日ちゃん、テレビとか見なさそうだもんね。

[メイン] ウユウ : 『絶対にウケるユーモア100連発』なる本に書いてあったものを試そうとしていたのだが。
難しい。

[メイン] 多田野 智則 : 釣られて挙げようとした手を下ろして素知らぬ顔をしている

[メイン] ウユウ : 「さて、本は────と言うことのようですね。おっと、私の多弁が為に朝比奈嬢の集中を損なってしまっていたなら失敬ですが……」
口に出して要約しつつ、朝比奈嬢と一緒に本を読んでいく

[メイン] 春日斬絵 : 「おや多田野さんも読みたかったんですか。じゃあ私と一緒に手記読みましょうか。三人で読むのは大変でしょうし」
ネタを潰したことに全く気付かずに誘う

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………うん、うん……へぇ……」
ウユウの言葉に相槌を打ちながら読み進める。……とってもわかりやすい。

[メイン] 多田野 智則 : 「わかった。そうさせてもらうよ」

[メイン] GM : [村長の手記]
遂に巫女が使えなくなった。ようやく贄の儀をすることが出来る。そもそもの話、神を怒らせたと言うのなら、神に捧げ物をして許しを乞えばよかったのだ。だというのに、奴は「自分が何とかします」等と抜かしおって。その結果があれとは笑えるがな。さっさと贄に出しておさらばするとしよう...

[メイン] GM : 読み終えたところで、本から何か小さいものがチャリンと音を立てて床に落ちました。

[メイン] 春日斬絵 : 「……?」
拾います

[メイン] GM : 落ちたそれを拾うと、それは黒く錆びた鍵でした。

[メイン] 多田野 智則 : 本から春日の方に目を移して

[メイン] 多田野 智則 : 「それは、鍵かな?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「うん?」
ちょうど読み終えたのと金属の音とが重なって、そちらに気を向ける。

[メイン] 春日斬絵 : 「まあ…鍵? ですかね」

[メイン] ウユウ : 「黒い鍵、ですか……? どこのものかな」
目を向けて。

[メイン] ウユウ : ローテーブルに引き出しがあったりしますか?

[メイン] GM : 引き出しはありませんが、ウユウは机の裏に文字が掘られているのを見つける。

[メイン] ウユウ : 「んん~、秘密の引き出しは無いかなと。
 ……おや?」
見てみましょう

[メイン] GM : 「神域満たした蜃気楼
 ゆるりゆらゆらゆるゆれり 
 求めたるモノ 泡沫に」

[メイン] ウユウ : それを口に出して読み。

[メイン] ウユウ : 「……何かの祝詞でしょうか? 机の裏に書いてあります。
 ともかく机には、鍵を使える場所はないみたいですね」

[メイン] 春日斬絵 : 「隠された童歌の歌詞とかだったりして」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……なんだか、さっきのわらべ歌の替え歌みたいだね。」

[メイン] GM : ウユウが口ずさむと、外から雨が降る音が聞こえてきます。

[メイン] 春日斬絵 : !?

[メイン] ウユウ : 「おお、確かに。先に童歌と同じように口に馴染──なんだこの音は?」
柔和な笑みで同意しようとした矢先、ふと表情が硬くなる。

[メイン] 春日斬絵 : 「雨が降ってきたみたいですね……ウユウさんは巫女さんだった……?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……わ、ヤバっ!雨ガッパ持ってたかなぁ」
持ってきた鞄を漁りながら

[メイン] 多田野 智則 : 「…?雨?なにを言ってるんだ?」

[メイン] ウユウ : 「私、そもそも、男です。
 ……多田野殿? どういうことですか?」

[メイン] 多田野 智則 : 「…外は快晴だけど」
窓の近くに行き、外を指さす

[メイン] 朝日奈葵 : 「いやいや、どう見ても降ってるじゃ……ん?」

[メイン] 春日斬絵 : 「いや雨が降っている音がしますけど……」
そうは言いつつ外を見る

[メイン] ウユウ : 「そんな──御冗談を。今もこうして、大地を打ち付ける雨粒の音が、絶え間なく耳に響いているのに」
窓の外を見る。

[メイン] GM : 外を見ても快晴で、雨など降っていないことがわかります。

[メイン] ウユウ : 「……!?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……???」

[メイン] 春日斬絵 : 「雨の効果音を出している何かがあるんですかね…?」

[メイン] ウユウ : 「ば、バカな……わ、私は白昼夢でも見ているのでしょうか?
 確かに耳には、今にも衣服が濡れそうなほどの雨音が聞こえるのに。
 むしろ外は手ぬぐいでも干せそうな晴天だ──」

[メイン] 春日斬絵 : 「もしくは狐の嫁入り…?」

[メイン] 多田野 智則 : 「大 ざー 丈 ざー 夫か?」

[メイン] GM : 多田野と話をしていた貴方達は気づいてしまいます。多田野の声は近くから聞こえているが、雨音は多田野の声よりも、もっと近くの、それこそ直接脳内に響き渡っているのではないかと思うぐらい近くから聞こえている事に。
あまりにも現実離れしている状況に、貴方達は恐怖を煽られます。SANc(0/1d3)

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=75 SAN (1D100<=75) > 52 > 成功

[メイン] ウユウ : ccb<=40 (1D100<=40) > 73 > 失敗

[メイン] ウユウ : 1d3 (1D3) > 3

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=60 SAN (1D100<=60) > 44 > 成功

[メイン] system : [ ウユウ ] SAN : 40 → 37

[メイン] 朝日奈葵 : 「ん……なんて?多田野……」
耳から離れてくれない雨音に、少しだけ気分が悪くなる。

[メイン] ウユウ : 「くっ、雨音が──耳にうるさくて──」
耳を抑えながら、多田野の方に顔を向ける。

[メイン] 春日斬絵 : 「起きていますね…怪奇現象。大丈夫じゃないと思いますんでいざという時は自分で判断してくださいね多田野さん。私は貴方が逃げても恨みませんよ」
通じるかはわからないが嫌な予感がするので今のうちにどうにか伝えようとする

[メイン] 多田野 智則 : 「………!」
3人に向かってなにかを必死に話す

[メイン] GM : そうしてる間にも、雨音はどんどん大きくなっていき、遂に多田野が何と言っているかわからなくなってしまいます。

[メイン] GM : ザァザァと雨音が聞こえる中、貴方達はある音を耳にします。それは、小さく微かな音でしたが、間違いなく水中で泡が生まれたときのような音でした。

[メイン] GM : 貴方達は泡の音が聞こえると、泡が弾けるような感覚の後、視界が黒く染まり意識を手放します。

[メイン] GM : 全員<聞き耳>どうぞ!

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 33 > 成功

[メイン] ウユウ : ccb<=25 やれやれ、初期値で勝負すればいいのでしょう? (1D100<=25) > 67 > 失敗

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=80 調査(目星/図書館) (1D100<=80) > 100 > 致命的失敗

[メイン] 朝日奈葵 : 🌈

[メイン] 春日斬絵 : 🌈

[メイン] ウユウ : 🌈

[メイン] GM : 春日は薄れゆく意識の最中、泡の音に紛れて誰かが啜り泣くような声が聞こえた気がしました。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 貴方達が床の硬さと冷たさで目を覚ますと、目の前には鉄格子がありました。どうやら牢屋の中のようで、多田野を除いたメンバーのみがいます。

[メイン] GM : 自分以外の人がいてほっとした貴方達は、足元の妙な感触に気がつきます。見てみると白い破片が大量に散らばっており、その中でも形を保っていた丸いものを見て、貴方はそれの正体に気づいてしまいます。

[メイン] GM : それは頭蓋骨であり、形状的に貴方が知っている人のものに似ています。それが形こそ保てていないが、そこらじゅうに散らばっており、ここで起きた悲惨な出来事を物語っているようでした。SANc(1/1d3)

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=60 SAN (1D100<=60) > 75 > 失敗

[メイン] 春日斬絵 : 1d3 (1D3) > 1

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=75 SAN (1D100<=75) > 47 > 成功

[メイン] system : [ 春日斬絵 ] SAN : 60 → 59

[メイン] ウユウ : ccb<=37 (1D100<=37) > 50 > 失敗

[メイン] ウユウ : 1d3 (1D3) > 1

[メイン] system : [ 朝日奈葵 ] SAN : 75 → 74

[メイン] system : [ ウユウ ] SAN : 37 → 36

[メイン] GM : 牢屋の扉は開いており、奥に扉が一つあるのが見えています。牢屋はここしかなく、とても狭い空間であることがわかります。

[メイン] 春日斬絵 : とりあえず辺りを目星します

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 68 > 成功

[メイン] GM : 春日は鉄格子の手前に、赤い字で何か書かれているのを見つけます。しかし、途中で文字は途切れています。

[メイン] 春日斬絵 : 途中までは何書いているんですかね?

[メイン] GM : 「魃なんて関係なかった。あれはもっと別の」

[メイン] 春日斬絵 : 頬をつねって夢じゃないか確かめていいですか?

[メイン] GM : いいですよ

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 誇りある紅 頬をつねるぐらいなら誇りあるって判定でいいでしょう (1D100<=90) > 72 > 成功

[メイン] GM : 1d100 痛さ (1D100) > 53

[メイン] GM : そこそこの痛みで夢ではないとわかります

[メイン] 春日斬絵 : きも

[メイン] ウユウ : この流れだと頬の痛みで快感を覚えることになりそうなのですがよろしいのでしょうか

[メイン] 春日斬絵 : ワッカさんが気持ちよくなるんだよ

[メイン] 朝日奈葵 : 53位 ウユウナのガード ワッカ

[メイン] ウユウ : 私に押し付けるのはやめてください!!

[メイン] 春日斬絵 : 「はあー……夢じゃないみたいですね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……ったた……何、ここ……?多田野はどこ……?」
ずきずきとする頭をさすりながら

[メイン] system : [ 朝日奈葵 ] HP : 9 → 8

[メイン] ウユウ : 「zzz……」
床に突っ伏して倒れている。

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………。……一名、夢じゃなくない人もいるみたいだけど。」

[メイン] 春日斬絵 : 「ここがどこかは知りません。多田野さんはいないみたいです。とりあえず起こしましょうか」

[メイン] 朝日奈葵 : …………簡潔だ。

[メイン] 春日斬絵 : 「ウユウさん起きてください」
揺さぶる

[メイン] ウユウ : 「ん……?」
男の体に力が入り。
すぐに起き上がる。

[メイン] ウユウ : 「ああ、朝か。おや、おはようございますお二方。
 どうやら、私は非常に奇妙なる夢を見ていたようなのです。
 そうだ、雨の音が──」

[メイン] ウユウ : 「いや……そもそも何故、お二方が?」
辺りを見渡して

[メイン] ウユウ : 「うおおおおおお……ッ!な、なんだここは……ッ
 地、地下牢……?」
起きるなり、一人ですごい騒いでいる。

[メイン] 朝日奈葵 : 「………………。」
……さっきまで結構怖かったんだけど、周りが動揺してると逆に冷静になること……あるよね。

[メイン] 春日斬絵 : 「無理もないです…私も正直何が何だか……」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……うん、私も気付いたらここに……多分、春日ちゃんもだよね」

[メイン] ウユウ : 「このような状況に置かれても、澄み渡る水の如き明瞭なる精神……お、お二方はまったく英傑の才をお持ちだ……」
自分の動揺を誤魔化すように二人を持ち上げる。

[メイン] ウユウ : 「……ひとまず、ここを抜け出しませんか? 私、正気を保って状況を整理できる自信がありません……」
頭蓋骨を避けるように身をよじる。

[メイン] 春日斬絵 : 「ですね…あの文字も途中で途切れてましたしあまりいい場所ではないでしょう」
文字について伝える

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………へっ……!?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……確か、私たちの読んだ本には……"魃(バツ)"とかいうのが日照りの神様で、干ばつはその神様を怒らせたのが原因だった……ってはずじゃ……」
ウユウの方を振り返る

[メイン] ウユウ : 「その筈です──」
腕を組み、頷く。

[メイン] ウユウ : 「──しかし、神仏というものは元から何かを錯覚したもの。
 例えば、川の氾濫を竜として見たり、柳が揺れるのを幽霊として見たり……」

[メイン] ウユウ : 「この”魃”も、正体は村民が見出した日照りの神とは違う別のナニカだったのかもしれません」

[メイン] 春日斬絵 : 「落書きを見るにどうやら違うと断言できるような何かがありそうな存在な気はしますね…」

[メイン] 朝日奈葵 : 頷きながら。
「……しかも、それがわざわざこんなとこに書かれてる……ってことは──」

[メイン] ウユウ : 「まず、良くないもの……だったのでしょうね……」

[メイン] 春日斬絵 : 「ええおそらくここに逃げ込んで死んだんでしょうね とにかくここにいてもいいことはないでしょう」

[メイン] ウユウ : 「せ、先頭は私が務めますよ……何かあった時の対処は、多田野殿との約束でしたからね……」
恐る恐る地下牢を抜け出す。

[メイン] 春日斬絵 : 「頼もしいですね…では私は後ろについていきますね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………え、ええと……かっこいいけど、あんまり無理しないでいいよ……ウユウ?」
「……それに、こんな状況でも冷静に考えられる役割の人がいなくなっちゃったら困るし……っ!」

[メイン] 朝日奈葵 : ずい、と先頭に躍り出る。

[メイン] ウユウ : 「む……」

[メイン] ウユウ : 「曰く、市に帰するが如し──徳のあるお方には人が付き従うといいますが。
 このウユウ、身を以て先人の言葉の意味を思い知りました」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……??」

[メイン] ウユウ : 「……私よりも朝比奈嬢の方が、確かに突然の有事には対応できるでしょう。申し訳ありませんが、お任せしました……」
「……まあ、朝比奈嬢はとっても良い人である、ということで」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!」
「う、うんっ!……ありがとね、ウユウ。」

[メイン] 春日斬絵 : (男の人はつらいですね…)

[メイン] 朝日奈葵 : ……背中からでも、自分を信頼してくれてるって気持ちは伝わってくる。
「…………じゃ、いい?……行くよ。」

[メイン] 朝日奈葵 : 牢屋の扉を出て、きょろきょろと見回しながら奥の扉へと先陣を切る。
……今回は駆け出さず、慎重に。

[メイン] ウユウ : 「ええ。お供致します」
背中を任せていただけるのでしたら、それだけの信頼に答える必要がある。
人の道と、そして自分の信念によって。

[メイン] 春日斬絵 : 「行きましょうか」
何とか驚愕から立ち直ってくれたようでほっとする

[メイン] GM : 牢屋を出て奥の扉に手を掛け開けると、そこは何もかもが歪な廊下でした。

[メイン] GM : 机は細長く先端がカーブしていて、椅子はぐるぐる回転し続けています。また、扉にはドアノブが五つ付いている等、妙な空間でした。扉は左右と正面に一つずつあります。SANc(1/1d3)

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=59 SAN (1D100<=59) > 10 > スペシャル

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=74 SAN (1D100<=74) > 67 > 成功

[メイン] system : [ 春日斬絵 ] SAN : 59 → 58

[メイン] ウユウ : ccb<=36 (1D100<=36) > 81 > 失敗

[メイン] ウユウ : 1d3 ガリガリ削れるよ~~~ (1D3) > 3

[メイン] system : [ ウユウ ] SAN : 36 → 33

[メイン] GM : それぞれの扉には特徴があり、右側の扉には人魚のマーク、左側の扉には宝箱のマーク、正面の扉には雫のマークが書いてあるが、黒く染まっています。

[メイン] 春日斬絵 : 「なんなんでしょう…この廊下は」
辺りを見回す

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色目星 (1D100<=90) > 44 > 成功

[メイン] GM : 春日はその部屋で奇妙なものには、その商品名が書いてあるのに気づきます。しかし、それぞれの商品名にペンで書き足してあったり、文字が消されたりしていて、意味がわからなくなっています。

[メイン] 朝日奈葵 : 「む、むうう……酔っちゃいそう……」

[メイン] system : [ 朝日奈葵 ] SAN : 74 → 73

[メイン] ウユウ : 「うっ……まるで部屋そのものが、一つの激流の中で形を歪められたかのような歪さです……」

[メイン] 春日斬絵 : 「水が歪めた 現実に…ってこんな感じなんですかね」

[メイン] ウユウ : 「それは……資料館の童歌ですか? 春日嬢」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……?」

[メイン] 春日斬絵 : 「ええ…思い返せばここに来たのは童歌の歌詞のようなものを見た後ですからね…何か関係あるかもしれません」

[メイン] ウユウ : 「村での一連の事柄とこの空間が続いているのは、確かに考えられることですね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「わらべ歌といえば……ウユウの言ってた、蜃気楼がどうとかって方がしっくり来るかも」

[メイン] 朝日奈葵 : そのまま各種扉について近くで見てみるよ

[メイン] GM : 人魚の扉と宝箱の扉は鍵がかかっていないようです
雫の扉には鍵がかかっています

[メイン] 朝日奈葵 : 「……あ、こっちは開かないや。……あー……この部屋、ずっといるとおかしくなっちゃいそうだし……そっちのふたつ、どっちか開けてみない?」

[メイン] ウユウ : 「賛成です。どちらを選ぶかは……朝比奈嬢の直感にお任せしましょう。
 人魚か、宝物か」
私が適当に二択を選んでいい方を選べた試しが無かった。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……んん……んんんん〜〜〜…………」
しばらく腕を組んで考えたのち。

[メイン] 朝日奈葵 : 「人魚!話が合いそうだから!」
「……あと、こんなとこに置いてある宝箱なんてロクなもんじゃなさそうだし!」

[メイン] 春日斬絵 : 「同感ですね」

[メイン] ウユウ : 「……朝比奈嬢らしい理由ですね」
口元をほころばせつつ。

[メイン] ウユウ : 「春日嬢のお墨付きもあれば、これはもう天運がこの扉の先にあるのでしょう。行ってみましょうか」

[メイン] 朝日奈葵 : 春日に同意されて少し嬉しそうにしつつ。
「……そんじゃ、突撃!」

[メイン] 朝日奈葵 : 人魚の扉を開けるね!

[メイン] GM : 扉を開けた貴方達は、水で満たされた空間を目にします。不思議なことに水はこちらに溢れずに保っています。

[メイン] GM : 部屋には机やテレビ、本棚などの一般的な部屋にあるものがある他、中央に巫女服の女性がぷかぷか浮かんでいます。目の前のあり得ない状況に、貴方達は混乱するでしょう。SANc(1/1d3)

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=73 SAN (1D100<=73) > 18 > 成功

[メイン] ウユウ : ccb<=33 SANc多すぎ!!! (1D100<=33) > 65 > 失敗

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=58 SAN (1D100<=58) > 20 > 成功

[メイン] system : [ 朝日奈葵 ] SAN : 73 → 72

[メイン] system : [ 春日斬絵 ] SAN : 58 → 57

[メイン] ウユウ : 1d3 くっ!!! (1D3) > 3

[メイン] system : [ ウユウ ] SAN : 33 → 30

[メイン] 朝日奈葵 : 「どわッ……!?!!?」
慌てて水を抑えようと扉に手をかけるも、こちらに流れ出してこないことに気付いて動きを止める。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!」

[メイン] 春日斬絵 : 「どうやら大丈夫みたいですね…」

[メイン] ウユウ : 「これは……!? まるで都で見た、海洋博物館のようですね……」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……ごめん!待ってて!」
巫女服の女性に気付いて、すぐさま羽織っている上着を脱いで飛び込もうとするね!

[メイン] ウユウ : 「なっ」

[メイン] 春日斬絵 : 「あっ葵さん……そんな不用意に……」

[メイン] 女性 : 朝比奈が飛び込もうとすると、目の前の女性の目が開かれます。その目が貴方達を捉えると、少し揺れた後に女性は貴方達の元へとやってくると話しかけてきます。

[メイン] 春日斬絵 :

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!?」

[メイン] 女性 : 「ごぼごぼごぼぼ?(あなた達は誰?)」

[メイン] 春日斬絵 : 「こんな喋り方なのに言わんとすることはなぜかわかりますね……私の名は春日斬絵と申します」

[メイン] 女性 : 「私は泡沫 涙と言います」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……あ、朝日奈 葵っす!」
目の前の様子に呆気に取られ、少し返答が遅れる。

[メイン] ウユウ : 「ほ、本物の人魚……なのですか……? わ、私はウユウ。今は医療会社の……職員、ですね」

[メイン] 泡沫 涙 : 「わかりました。斬絵さん、葵さん、ウユウさんですね」
「それにしても、人がここに来たのは初めてです。どうやってここへ?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「ハイ!……こっちの方が聞きたいっす!」

[メイン] ウユウ : 「私たちにも、よく分からないのですが……豊雫村を訪れたところ、気が付けば意識を失ってしまい……」

[メイン] 朝日奈葵 : ウユウを振り返り、うんうんと頷く。

[メイン] 春日斬絵 : 「なんか村長さんの家でわらべ歌っぽいものを見たらここに来たという感じでしょうか……」

[メイン] 泡沫 涙 : 「なるほど。それだけでは何故ここに来たのか私にもわかりかねますね」

[メイン] 泡沫 涙 : 「ここは神域と呼ばれる場所で、時間の流れが止まっています」

[メイン] 泡沫 涙 : 「私はとても長い間この部屋で眠っていました。しかし、あなた達が訪れたことで目覚めた」

[メイン] 泡沫 涙 : 「だから、あなた達が来たことには、なにか意味があるのかもしれません」

[メイン] ウユウ : 「先の見えない深海の只中にあって、かくも厚意的に接していただけること……誠にありがたく思います。
 神域、ですか……」

[メイン] ウユウ : 「豊雫村の童歌にも、神域に関する一節が書かれていましたが……そこでは巫女が神域におわすとありました。まさか、貴女は……?」

[メイン] 泡沫 涙 : ウユウの問いに答えたくないのか、目を閉じ、沈黙する。

[メイン] 春日斬絵 : 「水が満たした 地を眺め
 巫女は神域で飼われてく
ぶくぶく ぶくぶく 現れる
……歌の通りなら貴方が巫女でしょうね」

[メイン] ウユウ : 「……踏み込みすぎたことを言いました。申し訳ありません」
そういえば、彼の村における巫女の末路は──
頭を下げ、それ以降口を閉じる。

[メイン] 朝日奈葵 : ……あの短時間で覚えてたんだ、わらべ歌。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……ハイハイ!じゃあ私からも質問!」
「ここ、どうやったら出られるの?……あと、泡沫さん?も出られるの?」

[メイン] 泡沫 涙 : 「それはわかりません。私に関しては…」

[メイン] 泡沫 涙 : そこまで言って口を噤む

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………。」
少し気まずそうに視線を逸らす。

[メイン] 春日斬絵 : 「じゃあそうですね…宝箱の部屋と黒い雫の部屋には何があるかわかりますか?」

[メイン] 泡沫 涙 : 「他にも部屋があるんですか?」

[メイン] 泡沫 涙 : 「私はここでずっと眠っていたので、ここ以外のことはわかりません」

[メイン] 春日斬絵 : 「ええ…牢屋みたいな部屋と宝箱のマークがついた扉の部屋と黒井雫のマークがついた扉の部屋がありましたよ」

[メイン] 泡沫 涙 : 「そのような部屋が…」

[メイン] ウユウ : 「……ひとまず、我々には一つでも多く手掛かりが欲しいのです。
 ひいては、この部屋にもなにがしかの光明が無いか。調べさせていただきたいのですが……」

[メイン] 泡沫 涙 : 「…ダメです」
少し頬を赤くして拒否する

[メイン] 朝日奈葵 : 「えっ」

[メイン] ウユウ : 「? 何故ですか?」
デリカシー皆無で尋ねる

[メイン] 泡沫 涙 : 「わ、私の部屋だから…です!」

[メイン] ウユウ : 「えっ」

[メイン] ウユウ : 「あ、ハイ……申し訳ございません……」
冷静に見てとんでもない提案であった。
ウユウはそれを恥じ、地に頭を垂れ許しを請うた。

[メイン] 春日斬絵 : 「……まあ仕方ないですね」

[メイン] 泡沫 涙 : その様子を見て、安堵する

[メイン] 朝日奈葵 : 「……他の部屋を当たろっか。私からもごめんね」

[メイン] ウユウ : 「ええ。……重ね重ね、失礼をお詫びします。
 私たちは、ここらでお暇をいただければと」

[メイン] 泡沫 涙 : 「いえ、私も久々に人にお会いしたので、失礼なことを言ったかもしれません」

[メイン] 泡沫 涙 : 「私がわかることなら答えるので、またいらして下さいね」

[メイン] 春日斬絵 : 「わかりました。なんだかすみませんね、また何かありましたら来ます」

[メイン] ウユウ : 「おお、何と慈悲深いお方だ……そのお言葉だけで、百人力の助けを得た気持ちです。
 こちらの方でも、何か分かればお伝えしたいと思います……では」
頭を下げ、その場を去る。

[メイン] 朝日奈葵 : 「うん。こんな時じゃなかったら、私ももっと色々聞きたいし!水の中を上手に動くコツとか」
「それじゃ、また来るね!」

[メイン] 泡沫 涙 : 水の中で、3人を見送る

[メイン] 朝日奈葵 : ……よし!
話が合いそうだという見立ては間違ってなかった、なんて思いながら
早いところ宝箱の方の扉も開けるね!

[メイン] GM : そこは物置のような部屋で、書類が大量に置かれたローテーブル、何か入っているガラスケースがあり、その周囲には段ボール等が大量におかれています。

[メイン] 春日斬絵 : 「ガラスケースですか…資料館を思い出しますね」

[メイン] 春日斬絵 : 辺りを見回す

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色目星 (1D100<=90) > 61 > 成功

[メイン] GM : 春日は段ボールの中からマリンスーツを3着見つけます。

[メイン] 春日斬絵 : 「マリンスーツですか…さっきの部屋で使えそうですね」

[メイン] ウユウ : 「書類……このようなところに、一体何の書類が必要なんだ?」
それとも、ここは元々書類が必要だった場所なのか?
と思いつつ、ローテーブルを見る。

[メイン] GM : 書類が何枚も重なりあって、山が作られている机です。目に写る範囲では、白紙の紙しか見当たりません。
ウユウは山の中から一枚の紙を見つける。それは白紙ではなく、何か書いてあるようです。

[メイン] ウユウ : 見てみよう(怖いけど)

[メイン] GM : 「字変筆と字歪消について」
字変筆は、字を足したものの現実を歪めて、そのものの特質を変える。
字歪消は、字を消したものの現実を歪めて、そのものの特質を変える。

[メイン] ウユウ : 「……??」
知らない言葉をあたかも当然のように並べないでほしい。

[メイン] ウユウ : しかし、”歪める”と来たか……この部屋に、この”字変筆”らがあるのだろうか?

[メイン] 朝日奈葵 : 「うーん……確かに、こういう物置の整理はちょっと宝探しっぽいかも」
それを尻目に段ボールを漁ってるね

[メイン] GM : 段ボールの中には特にめぼしいものはなさそうですね

[メイン] 春日斬絵 : 「ガラスケースの中にも何かあるみたいですね」
見る

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 79 > 成功

[メイン] GM : ホコリを被っているため、長い間放置されていたのが伺えるガラスケースです。中にはペンらしきものが一つだけ入っています。鍵などは掛かっていないため、簡単に取ることが出来そうです。

[メイン] 春日斬絵 : 「……こういうのヤバそうな気がしますが……取ってみましょうか」

[メイン] 春日斬絵 : 取る

[メイン] GM : ケースから取り出してみると、見たことがない形状をしているペンであることがわかります。ペンの側面には「5」と書いてあります。また、ペンが置いてあった側には紙が一枚ある。拾い上げて見てみると、「残り五画。慎重に!」と書いてあります。

[メイン] 春日斬絵 : 紙の裏には?

[メイン] GM : なにも

[メイン] 春日斬絵 : ゾッ!!?

[メイン] 春日斬絵 : 「ペンがありましたね……」

[メイン] ウユウ : 「おや、春日嬢。その筆は……」
書類を片手に、ガラスケースに近寄る。

[メイン] 朝日奈葵 : 「うん?どうしたの?」

[メイン] ウユウ : 「いえ、実は……」
書類に筆に関することが書いてあったことを語る。

[メイン] ウユウ : 「この筆が話の”字変筆”なのでしょうか?」

[メイン] 春日斬絵 : 「おそらくはそうでしょうね…」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……よくわかんないけど、とにかくすごいペンってことでいいんだよね」

[メイン] ウユウ : 「字数に限りが無いのであれば、私の名の鳥有(ウユウ)で試してみてもよかったのですが。
 いや、身を以て皆様に貢献できないことが残念です」

[メイン] ウユウ : 「恐らくは、はい」
朝比奈嬢に頷く。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……いやいやいや!ウユウに何かあったら困るでしょ!?」

[メイン] 春日斬絵 : 「なんにせよ大事に使った方がよいことは間違いないでしょう」

[メイン] ウユウ : 「おお……惻隠の情無きは人に非ず(人のために泣く奴しか信用できない)。朝比奈嬢の情……このウユウ、ありがたく心に刻みます」

[メイン] 朝日奈葵 : 「あ、あはは……ううん、なんにせよ春日ちゃんの言う通りだし」
そう言って誤魔化しつつ、ふぅ、と息をつく。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……こっちはあらかた探してみたけど、最後の部屋の鍵はないみたい。……どうする?」
「……無理矢理こじ開けてみるか、それとも……」

[メイン] ウユウ : 「鍵ですか……そういえば、春日嬢。私が気絶する直前、貴方様が鍵を手にしていたように思うのですが」

[メイン] 春日斬絵 :

[メイン] 春日斬絵 : 「そう言えばそうでしたね」
鍵を探す

[メイン] 朝日奈葵 : 「!」

[メイン] GM : 黒い鍵を持っていますね

[メイン] 春日斬絵 : 「……試してみましょうか」
鍵を試しに行く

[メイン] GM : 扉には雫のマーク以外なく、鍵穴らしきものは見当たりません。

[メイン] ウユウ : 「なんだと?よく見ればこの扉、鍵穴が付いていません。しかし、こうして鍵は閉じており、また、ここが内側と言うこともないでしょう。何せ、鍵を開閉するための”捻り”が無いのですから。
 これはどういうことなのでしょうか?」

[メイン] 春日斬絵 : 「駄目ですね使えません。マリンスーツも手に入りましたし泡沫さんの所に行きます?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……ううん……」
少し考えて

[メイン] 朝日奈葵 : 「確かに、役に立てそうなら来てって言ってたし。一度あったこと相談したり、見てもらったりしてみよっか」
「二人より三人、三人より四人だし!」

[メイン] ウユウ : 「こうして頭を捻っていても、扉の鍵を捻ることは出来なさそうですね……一度お話を聞いてみましょう」

[メイン] 春日斬絵 : 「ですね……なにか知ってたりするかもしれませんし」
というわけで泡沫の所に向かう

[メイン] 泡沫 涙 : 貴方達が人魚の部屋を訪れると、扉の前まで泳いでくる

[メイン] 泡沫 涙 : 「なにかわかりましたか?」

[メイン] 春日斬絵 : 「宝箱の部屋にはペンとマリンスーツがありましたね」

[メイン] 泡沫 涙 : 「そのようなものが…」

[メイン] ウユウ : 「泡沫嬢は、やはりご存じないのですね」

[メイン] 春日斬絵 : 「マリンスーツはともかくこのペンの使い方とか…知らなさそうですね」

[メイン] 泡沫 涙 : コクリと、ウユウにうなずく

[メイン] 泡沫 涙 : 「はい。私は存じません」
春日にそう答える

[メイン] ウユウ : 「しかし、この部屋の外についてはまったくご存じないのですか……。
 泡沫嬢はその水中から出てくることは出来ないのですか?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「うーん…あと、開かない謎の扉があって。こう、雫みたいな模様が描かれてた」
空中に指で雫の形をなぞる

[メイン] 泡沫 涙 : 「どうなのでしょうか?部屋から出たことはありませんので」

[メイン] 泡沫 涙 : 「雫、ですか。そちらも存じませんね」

[メイン] ウユウ : 「……」
大人は赤子の心を失わず。
人の道を知るお二人には、泥を被せるに忍びない……。

[メイン] ウユウ : 「そうであれば、あるいは。我々の見てきたものを泡沫嬢の眼で直に見ていただけるのであれば、我々の多難な前途にも光明が見えるかもしれません……」

[メイン] 春日斬絵 : 「ですね正直手詰まりですのでお願いしたいところです」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……! なるほど!」

[メイン] 泡沫 涙 : 「私も手伝えるのならそうしたいのですが…」

[メイン] ウユウ : 「願わくば、我々と同伴してこの空間について泡沫嬢の見識でもって謎を解き明かす手助けをしていただけないでしょうか?」

[メイン] 泡沫 涙 : 「………」

[メイン] 泡沫 涙 : 恐る恐る扉から手を伸ばす

[メイン] ウユウ : 「……!」
喉を動かし、その様子を見守る。

[メイン] 泡沫 涙 : パシャリと音を立て、水の中から腕を出し

[メイン] 泡沫 涙 : そのままゆっくりと全身を扉の外に出す

[メイン] 泡沫 涙 : 「…出られました」

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………!!」

[メイン] 春日斬絵 : 「頼んだこととはいえ何かあったら申し訳なかったので何事もなくてよかったです」

[メイン] ウユウ : 「おお……! 西洋の伝説に、泉より現れる女神の話を聞きましたが。
 この光景、まさしくその光景を目の当たりにしているようです……!」

[メイン] 泡沫 涙 : 「私も出られるとは思っていませんでしたから」

[メイン] 泡沫 涙 : 「そんな大したものじゃないですよ」
ウユウの言葉に少し照れを見せる

[メイン] 朝日奈葵 : 「すごい、すごいよっ!よくチャレンジしたねっ!」

[メイン] 朝日奈葵 : ぎゅっと泡沫の方に身体を寄せる。

[メイン] 春日斬絵 : 「この方は万事につけて大げさな言い回しをなさいますのでまあそれほどお気にせずに。まあ私もきれいだとは思いましたが」

[メイン] 泡沫 涙 : 「みなさんに言われなかったらずっとあの部屋でしたから」

[メイン] ウユウ : 事実を口に出しているだけなのですが、と自分の頭を扇で叩く。

[メイン] 泡沫 涙 : 「むしろ感謝したいのはこちらの方です」

[メイン] 泡沫 涙 : 近くの朝比奈に穏やかな表情を見せる

[メイン] 泡沫 涙 : きれいと言われて更に照れながら

[メイン] 春日斬絵 : 「何事も言ってみるもんですね…よかったです」

[メイン] ウユウ : 「……では、朝比奈嬢。私のようなむくつけき男よりも、年頃も近い貴方様の方が、泡沫嬢も安心して勇気あるこの歩みを進められるでしょう。
 泡沫嬢と一緒に、この空間に新しい発見が無いか見回っていただけるでしょうか?
 私は別行動で、やはり見逃した物が無いか見回りたいと思います」

[メイン] ウユウ : 「春日嬢は……どちらに来るか、お任せしましょう」
自分の行動の意味くらいは理解しているであろう──という意を込めて。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……へっ?い、いいけど……」
きょろきょろと視線を動かしながら

[メイン] 朝日奈葵 : 「……気をつけてね!何かあったら飛んで行くから!」
言葉通りを素直に解釈してそう返事を送る。

[メイン] 春日斬絵 : 「そうですね私は…泡沫さんのそばにいましょうか」
やるんですね…頼みましたと目でウユウさんに合図する

[メイン] ウユウ : 「了解しました」
春日嬢の、二つの意図に一言で頷きを示す。

[メイン] ウユウ : 「無論、危ない真似は一切致しません。たとえ道の先に小石一つが転がる程度の危険であろうと私は道を遠回りして、必ず安全な方へと歩みを進めると誓いましょう」
朝比奈嬢の心配にそう声をかける。
長ったらしく誤魔化したが、『危なかったら呼ぶ』というのは了解しなかった。

[メイン] 朝日奈葵 : ……小石くらいで遠回りしてたら、むしろそっちの方が危険そうだけど。
「……うん、わかった!……それじゃ泡沫ちゃん、こっちだよ!」

[メイン] 朝日奈葵 : おそらくここ暫く歩き慣れていないであろう泡沫の手を優しく引きながら案内する。

[メイン] 春日斬絵 : (ウユウさんなら大丈夫だとは思いますが……一応何かあった時に聞き取れるよう聞き耳は立てておきましょうか)

[メイン] 泡沫 涙 : 「ありがとうございます」
朝比奈に手を引かれゆっくりと向かう

[メイン] ウユウ : ……
…………

[メイン] ウユウ : 「ふう」
三人を見送り、息をつく。
向き直るのは巫女殿のいた部屋。

[メイン] ウユウ : 「小人には丁度いい役回りかな」

[メイン] ウユウ : 男は冷たい水の中へ、先の少女に代わって歩みを進めた。

[メイン] ウユウ : というわけで人魚の部屋にマリンスーツと一緒に入ります

[メイン] GM : <水泳>を…と思いましたけど自動成功ですね

[メイン] ウユウ :


[メイン] GM : 貴方はここは水の中ではあるが、少しの間なら活動できると思います。

[メイン] ウユウ : (はあ、水泳の秘伝書をこの前読んでおいて助かった。百般の芸は不測の多い時には役立つものだ)

[メイン] ウユウ : (さて、一体何が隠されている?)
水中を見まわします

[メイン] GM : ウユウは机の上にある本が目に入る。水の中にあるが変化はなく、タイトルには「日記」と書いてある。

[メイン] ウユウ : (……人の生活に土足で踏み入るのは少々心は痛むが、読んでみよう)

[メイン] ウユウ : 日記を読みます

[メイン] GM : ×月○日
「お母様が亡くなった。村の皆は私が次の巫女をやるんだって言ってた。誰も巫女をやってなかったのに、しばらく雨は降り止まなかった。お母様のおかげなのかな?」

○月△日
「私は泣けなくなってしまった。何をしようと涙は出てこない。一族が代々やってきた雨乞いが出来なくなってしまう。それに、自分の中の村人の人達への不信感がどんどん強くなってしまった。私はもうダメかもしれない」

[メイン] ウユウ : (……涙……?)

[メイン] ウユウ : (なぜ、涙が出ないと雨乞いに支障を来たすのだ? まさか……)

[メイン] ウユウ : (しかし、彼女の巫女についての態度にはこれで説明が──)

[メイン] ウユウ : ごぽっ。

[メイン] ウユウ : (う、考える前に早いとこ脱出しよう……息が続かなくなってきた)

[メイン] ウユウ : 日記を読んだ痕跡を隠し、部屋の前の気配を探った後に抜け出す。

[メイン] ウユウ :

[メイン] 春日斬絵 : 「ついたみたいですね…」
黒い雫の扉の前に来た

[メイン] 朝日奈葵 : そっちは危ないから気をつけてね、と回転する椅子を避けながら泡沫を連れてくる。

[メイン] 泡沫 涙 : 朝比奈の言葉に従い、気をつけながら雫の扉の前に向かう

[メイン] GM : 涙が雫の扉の前に来ると、扉の雫が黒から青に変化する。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!?」

[メイン] 春日斬絵 : 「……変化がありましたね。開くかどうか試してみます」
試す

[メイン] GM : どうやら鍵が開いているようです。

[メイン] 春日斬絵 : 「よし…扉を開けましょう。何が出てくるかわからないので気を付けてください」
そーと扉を開ける

[メイン] 朝日奈葵 : 「わ……ちょっと待ってよっ」
慌てて小声でその後ろに付く

[メイン] 泡沫 涙 : 扉が開くのを黙って見ている

[メイン] GM : 扉に手を掛けて開けると、そこは正方形の白い空間でした。天井には四角い穴が開いているが、高いため届きそうにありません。周りには扉が三つあり、それぞれにマークのようなものがあるのがわかります。

[メイン] GM : それぞれの扉の特徴は、右側の扉には木のマーク、左側の扉にはイーゼルとキャンバスのマーク、正面の扉には砂時計のマークが書いてあります。

[メイン] 朝日奈葵 : 「むっ……また扉……」
がちゃがちゃと鍵の有無を確認しに行く

[メイン] GM : 全部開きそうですね

[メイン] 春日斬絵 : ここの空間に目星はできますかね?

[メイン] GM : この部屋には特にはないですね

[メイン] 春日斬絵 : 「うーん…とりあえず木のマークの所から開けて見ます?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「いいよ!任せ……っ…」
扉に手をかけながら、そこで静止して

[メイン] 朝日奈葵 : 「……あんまり遠くへ行く前に、一度ウユウのこと呼んでこよっか?」
ほら、はぐれちゃったら大変だし……と付け加える。

[メイン] 春日斬絵 : 「確かにそろそろ戻ってきてもおかしくはないですからね…呼びましょう」

[メイン] ウユウ : 「何たる偶然でしょうか?」

[メイン] 春日斬絵 : 「!」

[メイン] ウユウ : 三人の背後で、扉が開く。

[メイン] 泡沫 涙 : 「わっ!?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「わっ!」

[メイン] ウユウ : 「まさか、皆様が私めを必要とするまさにその時。私が丁度馳せ参じるとは。
 天が我々を見ており、定めの糸を我々の団結へ向けて繰り寄せていることの証左でありましょう。
 扉の様子が変わったので見てみれば、再びの邂逅に恵まれるとなど思いもしていませんでした」

[メイン] ウユウ : 扉から現れたのは扇子を片手に持った男……ウユウ。
髪が少しだけ濡れている。

[メイン] 春日斬絵 : 「どうやら何事もなく無事だったみたいですね」

[メイン] ウユウ : 「ええ。これも皆様の恩寵あってのことでしょう。
 あの扉は皆様方の力で鍵が開いたのですね?
 このウユウ、いかにしたのか見当もつきません」

[メイン] 朝日奈葵 : 「ちょうど良かった!……ほら、今から次の扉を見に行くところ!」
その変化には気付かないまま。

[メイン] ウユウ : 「おお、なんとも折の良い!」

[メイン] ウユウ : 「……また三つの扉があるのですね。何処から行くか、目星は付けていらっしゃるのでしょうか?」
部屋の様子を見回し。

[メイン] 春日斬絵 : 「とりあえず木の扉から行くことにしましたね。私の勘です」

[メイン] ウユウ : 「それはそれは! この上ないお導きですね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「うん!さっきは私だったから、今度は春日ちゃんの勘の出番!」

[メイン] 泡沫 涙 : 「この先にはどんな部屋が…」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……そうだ。危険がないか、私が先に確認するから……その間二人は泡沫ちゃんのこと……お願いできる?」

[メイン] 春日斬絵 : 「何か考えがあるみたいですね。いいですよ」

[メイン] ウユウ : 「! ……了解しました。お任せします」

[メイン] 泡沫 涙 : 大丈夫でしょうか?と不安げな瞳を朝日奈に向ける

[メイン] 朝日奈葵 : 「へーき!元気と体力が取り柄だから!」

[メイン] 春日斬絵 : 「まあ確認ぐらいならそう危険はないでしょうしね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「よしっ!それじゃ……」
すぅ、と息を吸って木の扉を自分だけに見えるように開ける。

[メイン] GM : パッと見ただけでも狭いとわかる、森の中のような部屋です。本物の草木が生え並んでるが、雑な絵を張り付けたような壁紙が、ここの異様さを現しているようです。

[メイン] 朝日奈葵 : 一応部屋全体を先に確認しておくね

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=80 調査(目星) (1D100<=80) > 59 > 成功

[メイン] GM : 朝日奈は草木に隠れていた黒い箱を見つけます。小さな鍵穴があり、どうやら鍵が掛かっているようです。

[メイン] 朝日奈葵 : (…………!)

[メイン] 朝日奈葵 : 「……んー、見た感じ危険はなさそうかな。植物がいっぱいでちょっと狭いけど」
残りの皆を呼ぶ

[メイン] 泡沫 涙 : 朝日奈の呼びかけに、おずおずと部屋の中へ足を踏み入れる

[メイン] ウユウ : 「はいはい、ウユウは此方に!」
揉み手しながら入る。
泡沫嬢を目に入るようにしつつ。

[メイン] 春日斬絵 : 「どうやら大丈夫みたいですね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「うん……あとね、あっちに箱っぽいものが」
草木の影を指さす

[メイン] 春日斬絵 : 「なるほど…この箱、鍵使えそうですね。開けます?」

[メイン] ウユウ : 「ほう? おお、春日嬢の持つ鍵ですね。合うかどうか、試してみましょうか」

[メイン] 春日斬絵 : 「では……」
鍵を鍵穴にさして開けようとする

[メイン] GM : 村長宅で拾った鍵を差し込むと、紙の束のようなものが出てくる。どうやら本の一部を切り抜いたもののようです。

[メイン] 春日斬絵 : 「なんでしょう…読んでみましょうか」
読む

[メイン] GM : 泡沫一族に代々伝わる力は、想いが強ければ強いほど、水を降らせることができる力であるからだ。想いを込めながら泣く事で、それを雨乞いの儀としてきた。そのため、泡沫一族の想いが弱まると、涙が枯れて力が出せなってしまう。

[メイン] 春日斬絵 : 「なんか泡沫さんの一族に伝わる力について書いてあるみたいですね…」

[メイン] ウユウ : 「ふむふむ。涙が雨乞いの儀になる……ですか?
 聞いたことも無い、稀なる儀式です! 信じがたい……」
普段よりわざとらしく驚く。

[メイン] ウユウ : だが、日記と合わせると事実なのは間違いないだろう。

[メイン] 朝日奈葵 : 「うんうん、私も初めて聞いたよ!でも、無理矢理涙を出させるなんて……」
日記のことは知らないまま、ウユウに同調する。

[メイン] 春日斬絵 : 「心からの思いで涙を流さないといけないなんて大変ですね…」

[メイン] 泡沫 涙 : 「………」

[メイン] 泡沫 涙 : 「…そう、だったんだ」

[メイン] 泡沫 涙 : 話を聞き、少し俯く

[メイン] ウユウ : 「泡沫嬢……」
日記によると、彼女は涙を流せなくなったそうだ。
その理由を彼女は知らなかったのだろう。

[メイン] 春日斬絵 : 「……ここにあるめぼしいものはこれでおしまいですかね葵さん」
雰囲気を切り替えるために聞く

[メイン] 朝日奈葵 : 「……えっ?ああ、うん……多分」

[メイン] 春日斬絵 : 「じゃあ別の部屋に行きましょうか」

[メイン] ウユウ : 「…………」
ここで、泡沫嬢には聞こえないように二人に近づき。

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………」
頷きつつ、少し心配そうにしながら春日の方を見る。

[メイン] ウユウ : 「実は、個人のことと思い話さずにいたのですが──」
日記の内容を語る。ただし、日記ではなく宝箱の部屋の書類に書かれていた、という体で。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!」

[メイン] ウユウ : 「このことは当人に直接話すべきではないでしょうが、お二方には知っておいていただくべきだと思って語ります。
 それについては、何卒」

[メイン] 春日斬絵 : 「なるほど……わかりました」
やはりあの部屋には何かあったんだなと納得する

[メイン] 朝日奈葵 : 「……うん、わかった。」
神妙な顔でまばたきを返す。

[メイン] ウユウ : 二人に感謝を示すように首をこくりと動かしてから、扇を閉じ。

[メイン] ウユウ : 「……さあ、次の部屋に向かいましょうか!
 私、そろそろ日の光が恋しくなってまいりました!」
明るい声で宣言して、部屋を後にする。

[メイン] 春日斬絵 : 「ええ…次はイーゼルとキャンバスの部屋に行こうと思います」

[メイン] 朝日奈葵 : 「オッケー!準備できてるよ!」

[メイン] 朝日奈葵 : さっきと同じようにイーゼルとキャンバスの部屋を先に一人確認するね!

[メイン] GM : 壁の至るところに絵画が飾られている部屋です。絵画の系統はバラバラで、風景画、肖像画、静物画など様々な絵画が飾られています。

[メイン] 朝日奈葵 : 目星!

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=80 調査(目星/図書館) (1D100<=80) > 15 > スペシャル

[メイン] GM : 朝日奈が絵画について見ていると、二枚の絵画のタイトルについて気になりました。
他の絵は、内容とタイトルが一致しているのにも関わらず、その二枚は何か違和感を覚えます。

[メイン] GM : タイトルはそれぞれ、「木を読む部屋」と「砂浜と く」のようになっており、一枚目は本が多くある部屋で、机の上に本が積まれているような絵です。また、二枚目も綺麗な海辺を描いたような絵であり、二枚ともタイトルと一致していない事が気になりました。

[メイン] 朝日奈葵 : 「こっちも異常なし!いろんな絵が飾ってるくらい」
扉を大きく開き直す

[メイン] 泡沫 涙 : 朝日奈の呼びかけにとぼとぼと部屋の中へ足を進める

[メイン] 春日斬絵 : 呼びかけに応え入る

[メイン] ウユウ : 「ありがとうございます。
 ……美術館か何かでしょうか? すごい数の絵画です」

[メイン] ウユウ : 「朝日奈嬢、これらの絵画にはまったく異常の無いものだったのですか?」
きょろきょろと見まわしつつ。

[メイン] 朝日奈葵 : 「うーん……」
二枚の絵画を視線で示す。

[メイン] ウユウ : 「ふむ?」
二枚の絵画に視線を移す。

[メイン] 春日斬絵 : 「なんか最初の廊下の道具みたいなタイトルですね……」

[メイン] ウユウ : 「『木を読む部屋』と『砂浜と く』……ああ、確かにその通りです!
 私が見たあの歪んだ物品も、このような珍妙な名をしておりました!」

[メイン] 春日斬絵 : 「『本を読む部屋』と『砂浜とおく』辺りがふさわしいタイトルでしょうか…?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「『砂浜とおく』……?……ううん、砂浜は近くにありそうだけど……」

[メイン] ウユウ : 「案外、『砂浜トーク』かもしれません。」
ラジオかなにか?

[メイン] 朝日奈葵 : 書かれたタイトルをじっと見つめ、気付く……不自然な"く"。

[メイン] 春日斬絵 : 「なんかしっくりきませんね…」

[メイン] ウユウ : 「朝日奈嬢?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「………………」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……あー、ダメだ……もう!……だから私、こんなとこでじっと考えてるより、こんな砂浜をバックに水泳くらいしか向いてないんだってば!」

[メイン] ウユウ : 「ははは……誠に、朝日奈嬢は水がお好きなのですね」

[メイン] 春日斬絵 : 「水泳…水……」

[メイン] 春日斬絵 : 「……『砂浜と水』かもしれませんね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!?」

[メイン] ウユウ : 「……水? しかし、絵画の『く』はどこへ行ったのですか?」

[メイン] 春日斬絵 : 「これはくではなく…水と言う漢字の右部分……そういうふうにも見えませんか?」

[メイン] ウユウ : 「な、なんと……!?」
そう言われ、じっと絵画の『く』を見つめる。
その姿は先ほどの朝日奈嬢の再演だった。

[メイン] ウユウ : 「た、確かに……言われてみれば。
 その上、この絵画に描かれた情景とくればまさに『砂浜と水』以外の何物でもありません……!」

[メイン] 朝日奈葵 : 「なっ……!」
目をぱちぱちとさせて、水の字を宙になぞってみせる。

[メイン] 春日斬絵 : 「これならまあそこまで絵ともかけ離れてない気はしますが…」

[メイン] ウユウ : 「ええ。むしろ、言われてみればその他には思い浮かばないほど適切な題です……!
 先入観とは恐ろしいものです。微塵も思い至ることがありませんでした……」

[メイン] 朝日奈葵 : こくこく、とウユウに同意する。

[メイン] 春日斬絵 : 「問題は……これを直して何が起きるかわからないと言った所ですね。先ほどの筆でタイトルを修正する前にもう一つの部屋に行きませんか?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……おお、さすが春日ちゃん。冷静……」

[メイン] ウユウ : 「筆は現実を歪めるのでしたね。事実として、彼の部屋は机や椅子が曲がりくねり悪夢の様相を呈していました……」

[メイン] ウユウ : 「……ええ、氷海の如く冷静なる判断、このウユウには付き従う他の道を見出せませぬ」

[メイン] 春日斬絵 : 「直した結果一見正常に見えるこの部屋がどうなるか…考えると恐ろしいですからね」

[メイン] 春日斬絵 : 「というわけで砂時計の部屋の確認をお願いできませんか葵さん」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……あ、うん……」

[メイン] 朝日奈葵 : 生返事を返し、次の部屋に進もうとするも……やはり、どうしても気になって。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……泡沫ちゃん」

[メイン] 泡沫 涙 : 「…どうかされました?」
ボーッと絵画を眺めていたが、朝日奈に呼ばれてそちらに目を向ける

[メイン] 朝日奈葵 : 「……ん……えっとさ。……ごめんね、無理矢理連れ回したりして。」
「……なんというか、疲れてそうな感じに見えたから。」

[メイン] 泡沫 涙 : 「そうですね。ずっと水の中でしたから」

[メイン] 泡沫 涙 : 「ちょっと疲れたかもしれません」
心配をかけていたら申しわけありませんとぺこりと会釈をする

[メイン] 朝日奈葵 : 「あ……ううん、私たちの方は気にしないで!」
あわてて胸の前で手を振り

[メイン] 泡沫 涙 : このような場所を訪れている御三人の方が私より疲れているでしょうに…

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………ううん、でも……このままっていうのも……そうだ!」

[メイン] 泡沫 涙 : 「…?」
朝日奈の言葉を待つ

[メイン] 朝日奈葵 : 言うと、泡沫に背を向け、よっ……と、泡沫を背中でおぶる。

[メイン] 泡沫 涙 : 「わっ…えっ…」
「な、なにを…?」

[メイン] 泡沫 涙 : 突然のことに困惑する

[メイン] 朝日奈葵 : 「あはは……えっと、これならちょっとは楽になるかなって」

[メイン] 朝日奈葵 : 一度言葉を切る。
「……ほら、私ってあんまり頭良くないからさ……泡沫ちゃんの一族の力がどういう意味を持ってるのか、とか……どういうことを抱えてるのか、とかまで……気付いてあげられないかもしれないけど」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……それでも、こうやって近くにいれば、話聞くくらいのことはできるからさ」

[メイン] 泡沫 涙 : 「葵さん…」

[メイン] 泡沫 涙 : 「ありがとうございます」

[メイン] 泡沫 涙 : 顔は見せないようにしながら、両手にはぎゅっと力を入れて強くしがみつく

[メイン] 朝日奈葵 : 背中から伝わる感触にふふ、と優しく笑いかけて

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………ってわけで、春日ちゃん!次の部屋は頼んでいい!?」
片手で頼み込むポーズを取る。

[メイン] 春日斬絵 : 「ええ勿論。泡沫さんを頼みますよ葵さん」
ほほえんで快諾する

[メイン] ウユウ : 「そのような役目なら私にお申し付けくだされば──」
スッと横から湧いて出て

[メイン] 春日斬絵 : 「うーんでもさっき確認してくれましたし私が行きますよウユウさん」

[メイン] ウユウ : 「あっ……ハイ……」
すごすご横へ消えていった

[メイン] 春日斬絵 : というわけで砂時計の部屋を確認します

[メイン] GM : 一面砂漠が続いている部屋です。砂以外はなにもなく、何処まで続いているかはわかりません。また、少し出ただけでも日差しが肌をジリジリと照らしてくるため、長時間ここにいるのは危ないと直感的に感じます。

[メイン] 春日斬絵 : 辺りを目星します

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 見聞色 (1D100<=90) > 40 > 成功

[メイン] GM : 春日は奥に鉄格子のようなものが見えます。形状からそれが、巨大な鳥籠のようなものだとわかるでしょう。

[メイン] 春日斬絵 : ……危険な気はしますが
近づいて見てみましょう

[メイン] GM : 近くに来るとわかりますが、3人くらいは余裕で入るような広さです。入り口だろう扉は開いており、扉には張り紙がくっついています。

[メイン] 春日斬絵 : 張り紙を見ます

[メイン] GM : 「贄を捧げよ
さすれば求めしモノが与えられん」

[メイン] 春日斬絵 : ……なるほどこれ以上は手を出すべきではないですね
戻ります

[メイン] 春日斬絵 : 「砂漠と鳥籠の部屋でした。生贄をささげろって物騒なことが書いてありましたよ」

[メイン] 泡沫 涙 : 「…生贄」
朝日奈の背中の上で小さく震える

[メイン] 朝日奈葵 : 「…………!」
震えを感じ取り、表情を少し険しくする

[メイン] ウユウ : 「おお、ちょうど生贄の鶏ならここにおります。
 何せ、私の字は”烏”が”有”ると書いて烏有でして……はっはっは!」

[メイン] ウユウ : 「とはいえ、散々釘を刺されておりますから、人身御供になるのは最後の手段としましょう」

[メイン] 春日斬絵 : 「さすがに友人をささげるのはいくら何でもねえ…」

[メイン] 朝日奈葵 : こくん、とそれに応じる。

[メイン] ウユウ : 「……泡沫嬢、我々にはまだ手段が残されているのです。
 決して短絡的な手を取るつもりはありません」

[メイン] 泡沫 涙 : ウユウの方に顔を向ける

[メイン] ウユウ : 「春日嬢、その生贄の部屋は何よりも──例え、そこからどのように変化しようとも──今の上の危険は無いでしょう」
泡沫嬢に頷いてから、春日嬢に目を移す。

[メイン] 春日斬絵 : 「おそらくは…仮にあったとしてもその時はその時で何とかならないでもない気はしますし」

[メイン] 朝日奈葵 : 「部屋が……変化?」
いまいちその言葉の真意を計りかねる。

[メイン] ウユウ : 「我々が辿った部屋と、彼の絵画を思い返してください……」

[メイン] 朝日奈葵 : 「たどった部屋……たしか、最初は人魚、宝箱、雫の部屋を回って……」

[メイン] 朝日奈葵 : 「そのあとは木が生い茂る部屋、それで絵画の部屋、最後は砂漠……」
「──あ」

[メイン] ウユウ : 「お気付きになると信じておりました」

[メイン] ウユウ : 「一面の森のような部屋と、木の題の絵画。広がる砂漠と、砂浜の題の絵画。
 我々の辿った部屋は、朝日奈嬢が奇妙に思った絵画そのままなのです。
 これは果たして、何の作為もない偶然であったのでしょうか?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!!」

[メイン] ウユウ : 「私はそうは思いません……
 現実は、歪められていたのです。我々の気づかぬ内に!」

[メイン] ウユウ : 「ならば、どうしてその歪みに従うままでいられましょうか?」

[メイン] 春日斬絵 : 「私たちが見たのはタイトルを歪められた絵画の部屋、というわけですね」

[メイン] ウユウ : 「ええ。絵画の部屋に赴きましょう。我々の求めるものは、そこで得られるはずです」

[メイン] ウユウ : 「泡沫嬢も、朝日奈嬢に安心して体をお預けください。
 そうしていられるように、尽力しますゆえ」

[メイン] 春日斬絵 : 「いよいよこれを使う時が来ましたね」
筆を握りしめ向かう

[メイン] 朝日奈葵 : こくり、と泡沫の方に頷いてみせる

[メイン] 泡沫 涙 : 朝日奈に応えるように強くコクリと頷く

[メイン] 春日斬絵 : 「では…木を本に くを水にしますが大丈夫ですね?」

[メイン] ウユウ : 「まさに以心伝心の英断、感激の限り──我が考えなど意のままであらせられる!」
要するに大丈夫です。

[メイン] 朝日奈葵 : 「頼んだっ!」
対して、ストレートに。

[メイン] 春日斬絵 : 「では……」
一思いに書く

[メイン] GM : それぞれ書きました

[メイン] 春日斬絵 : 「仮説が正しいなら…本が先の方がよさそうですね見に行きましょう」
というわけで木の部屋に確認しに行きます

[メイン] GM : 貴方達が木の部屋だった場所に入ると、そこに木々や自然のものは一つもなくなっており、本がびっしり並んでいる本棚に変わっています。また、真ん中のローテーブルにも本が置かれています。

[メイン] 春日斬絵 : 「やはり本の部屋に変わってました。問題なさそうです」

[メイン] 朝日奈葵 : 「おおー……!」

[メイン] ウユウ : 「おや、こうして見ると元の──と言っても、強いて言うならば”元”はこちらでありましょうが──部屋の木が纏めて木材となり、本に変えられてしまったようですね」

[メイン] 泡沫 涙 : 朝日奈の背中から、しげしげと室内を眺める

[メイン] 春日斬絵 : 「改めてメチャクチャな力があるみたいですね…あの道具」

[メイン] ウユウ : 「一筆が世界を変える。恐ろしい限りですね……」

[メイン] ウユウ : ……いや、前にも画中の世界でそんなことが……
お、思い出したくない……

[メイン] 朝日奈葵 : ……ううん。暑い夏も、ドーナツにできないかな。

[メイン] ウユウ : 「ひ、ひとまず調べてみましょう。有益な書物が見つかるかもしれません」
何か画数がどう考えても足りなさそうな考えをしている朝日奈嬢は置いておいて。

[メイン] 春日斬絵 : 「ですね」

[メイン] ウユウ : 図書館でよろしいでしょうか?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] ウユウ : ccb<=90 雑学 (1D100<=90) > 2 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] ウユウ :

[メイン] 春日斬絵 :

[メイン] GM : ウユウは二冊の本を見つける。片方は泡沫一族についてと書かれているようです。中を開くとわかりますが、途中で破られています。
もう片方には「神域について」と書かれています。

[メイン] ウユウ : 「二冊、目ぼしい本がありましたね」

[メイン] ウユウ : 「うーん『神域について』は私が読むとして…もう一つどなたか読んでいただけませんかね?」

[メイン] 泡沫 涙 : 「あっ…」

[メイン] 泡沫 涙 : ウユウが持つ、「神域について」の本を見て

[メイン] ウユウ : 「おや?」

[メイン] 泡沫 涙 : 「それ、読まないでもらえませんか?」

[メイン] 春日斬絵 : 「何か恥ずかしい事でも書いてあるんですかね?」

[メイン] ウユウ : 「……読むなと申しますのは、どのような意味で、でしょうか?」

[メイン] ウユウ : 「私めとしましても、泡沫嬢の申しつけを無下にするのは心苦しいのですが。
 神域は、この空間にとって重要な意味を持つように思います。
 出来れば、理由をお聞かせいただけませんか?」

[メイン] 泡沫 涙 : 「私は、貴方達のことを信用しています」
「だからこそ、読んで欲しくないんです」

[メイン] ウユウ : 「……それ以上の理由は教えていただけないのですね?」
泡沫嬢の目を見る。

[メイン] 泡沫 涙 : 「…はい」
水色の瞳で、まっすぐウユウを見つめる

[メイン] 春日斬絵 : 「どうやら人が知るべきでない禁断の知識の類みたいですね」

[メイン] ウユウ : 「………………」
色付きの眼鏡越しでもその瞳は澄んでいるように見えた。

[メイン] ウユウ : 「分かりました。忠告に感謝致します、泡沫嬢」
開きかけていた聖域の本を閉じる。

[メイン] 泡沫 涙 : 「ありがとうございます」
朝日奈の背中からそうつぶやく

[メイン] 朝日奈葵 : ほ、と安心して息を漏らす。

[メイン] ウユウ : 「わ、私としても悪党になりたいわけではないのです。
 むしろ私ほど人の道に背きたがらない男はそうそうおりません……」

[メイン] ウユウ : 「では、残る泡沫一族についての本ですが……」
泡沫嬢の方に確認を取るように

[メイン] 泡沫 涙 : そちらは構いませんとウユウに視線を送る

[メイン] ウユウ : 「分かりました……恐らく、これは皆で知っておくほうがよいでしょう」
全員に見えるように本を広げ、読んでいく。

[メイン] GM : 泡沫一族は、代々雨乞いを執り行ってきた一族である。
雨乞いの儀を開発した祖先が、そのやり方法を伝えてきた。それはまるで呪術のようだったという。しかし、それも時間の流れで変わり果てた。この雨乞いの儀というものは、そもそも儀式のようなものではない。これは、(以降は破れている)

[メイン] ウユウ : 「途中で破れていますが、先の”木”の部屋で丁度敗れた紙がありましたね……
 続けて読んでみましょう」

[メイン] ウユウ : ……泡沫一族に代々伝わる力は、想いが強ければ強いほど、水を降らせることができる力であるからだ。想いを込めながら泣く事で、それを雨乞いの儀としてきた。そのため、泡沫一族の想いが弱まると、涙が枯れて力が出せなってしまう。

[メイン] ウユウ : 「……文脈は繋がっていますね。どうやら、この本の一部だったようです」

[メイン] 春日斬絵 : 「なるほど…鍵が村長の部屋から出てきた辺り元々は村長の本棚にあったものかもしれませんね」

[メイン] 朝日奈葵 : ふんふん、と頷きながら話を聞いている。

[メイン] 春日斬絵 : そういえば真ん中のローテーブルの本ってもう手に入れてますかね?

[メイン] GM : その本はなにもですね

[メイン] 春日斬絵 : ゾッ!!!???!??

[メイン] 朝日奈葵 : 「……っと、こっちがちゃんと図書館に変わってた、ってことは……」

[メイン] 朝日奈葵 : 砂時計の部屋の方向に首を向ける。

[メイン] ウユウ : 「念のため申しますが……」

[メイン] ウユウ : 「朝日奈嬢、あまりお転婆はしないでくださいね?」
何せ、今から向かう部屋は……

[メイン] 春日斬絵 : 「マリンスーツ着て開けたほうがいいかもしれませんね」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……あ……ああ、うん!大丈夫!…………自制できる!」

[メイン] 朝日奈葵 : ……多分。

[メイン] ウユウ : 「信頼しますよ……」
泡沫嬢がいるといっても、泡沫嬢自身もまさに申し子なのだから歯止めにはなってくれるかどうか。

[メイン] ウユウ : 一抹の不安とともに砂時計の部屋へ行く。

[メイン] 春日斬絵 : 「では開けますよ…」
万一のことを考えてマリンスーツを着ている

[メイン] 春日斬絵 : 「3…2…1」
開ける

[メイン] GM : 貴方達が砂の部屋だった場所に入ると、そこには雄大な水面が広がっていました。砂があった跡は残っておらず、呆然としていた貴方達は、波が流れる音で我に返ります。周りを見渡すと、奥の方に大きな鳥籠のようなものが見えます。行くのであれば多少の水泳技能は必要でしょう。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……これは……」
……泡沫ちゃんを抱えてなかったらすぐ飛び込んでたかもしれない。

[メイン] ウユウ : 「雄大、壮麗……なんという絶景でしょうか?
 人の言葉では形容しかねますね」
言葉が波の音でかき消されていく。

[メイン] 春日斬絵 : 「まあこの世の風景ではないでしょうからね」

[メイン] 泡沫 涙 : 水面を見ずに、遠くの鳥籠の方を眺めている

[メイン] 春日斬絵 : 「とりあえず私がひとまず確認しに行こうと思います」

[メイン] 春日斬絵 : 「見てきましたけどさっきと変わらなかったですね」

[メイン] GM : 春日は泳いだときにわかりますが、ここは塩っけがないために、海ではなく湖であることがわかります。

[メイン] 泡沫 涙 : 春日の言葉を聞き、意を決したように呟く

[メイン] 泡沫 涙 : 「あの白い部屋に戻ってもらってよろしいでしょうか?」

[メイン] 泡沫 涙 : 「皆さんに、聞いてもらいたいことがあります」

[メイン] 春日斬絵 : 「……わかりました」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……!」

[メイン] ウユウ : 「……聞かせていただきましょう」

[メイン] GM : 貴方達は涙に集められ、正面の部屋まで移動しました。

[メイン] 泡沫 涙 : 朝日奈の背中から降り、しばらくの間、涙はうつむき言葉に詰まっていた様子でしたが、覚悟が出来たのか、貴方達の方に向かって、ポツリ、ポツリと話し始めます。

[メイン] 泡沫 涙 : 「先ほど読まないでくださいといった本の内容ですが…」

[メイン] 泡沫 涙 : 神域から抜けるには、贄を捧げる必要がある。贄を持って、神にここから抜けるための許しを乞うためだ。その贄は血筋が大事だとされ、神主や巫女等の職に就くものが好ましいとされる。
また、贄を捧げる方法は多々あるが、一番好ましいとされているのは、その場所のルールに則ったもの

[メイン] 泡沫 涙 : 「──つまり、あの鳥籠に私を入れれば、皆さんは助かるかもしれません」

[メイン] ウユウ : 「な、何という…………!」

[メイン] 朝日奈葵 : 「………………。」

[メイン] 春日斬絵 : 「なんとなくそんな気はしましたが…やっぱりそうだったんですね」

[メイン] ウユウ : 本を読ませなかった理由はこういうことだったか。
確かに、『自分を捧げよ』とすら読み替えられる内容だ。泡沫嬢の立場からすれば読ませられるわけがない──だが。
この少女は、その話を自らの口から語り、あまつさえ……その身を生贄としろと言ったのだ。

[メイン] 泡沫 涙 : 「最初にウユウさんにされた質問も答えておきます」

[メイン] 泡沫 涙 : 「あなたが察したように、私は巫女です。ここにいたのは、村の人達に「贄の儀」として捧げられた結果なんです」

[メイン] ウユウ : 「やはり、貴女が泡沫の一族の後継者……でしたか……」

[メイン] 泡沫 涙 : コクリと頷く

[メイン] 泡沫 涙 : 「こうなってしまったのも、巫女としての責務を全うできなかった私のせいなんです」

[メイン] 泡沫 涙 : 「だから、償いをさせて欲しい。貴方達が苦しむ姿は見たくないから」

[メイン] 泡沫 涙 : 「あの籠に、私を入れてください」

[メイン] 春日斬絵 : 「そう言われましてもねえ……」

[メイン] ウユウ : 「こ、このようなことがあっていいのでしょうか……。
 私には信じられません……なぜ、罪の無い少女が自分からこのようなことを言わねばならないのでしょうか?
 泡沫の一族は、干ばつに苦しむ村を救った誇り高き一族だったはずです。
 それに科せられた運命が、このように呪われているなど……」

[メイン] 泡沫 涙 : 「仕方ない、ことなんです」

[メイン] 泡沫 涙 : 手を小さく震わせながら絞り出すような声で

[メイン] ウユウ : 悲壮な決意に、自分から差し出せる言葉が軽すぎる。
喉からうめきしか漏れない。

[メイン] 朝日奈葵 :
「仕方なくなんかないッ!!」

[メイン] 泡沫 涙 : 朝日奈の方に顔を向ける

[メイン] 朝日奈葵 : はぁ、はぁ……と、息を漏らす。

[メイン] 朝日奈葵 : 「……私たち、言ったはずだよ。泡沫ちゃん」
「──"友人を捧げるのはやらない"って」

[メイン] ウユウ : 「あ、朝日奈嬢……!」

[メイン] 朝日奈葵 : 「泡沫ちゃんが儀式の巫女だろうと、どんな一族だろうと。……それがどんなに重いことか、運命で固く縛られてることか……なんて、知らない。」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……でも、その前に……泡沫ちゃんは私たちにとって大切な友達……だって、思ってるから。」

[メイン] 朝日奈葵 : 「──私は、とっても楽しかったよ。泡沫ちゃんと一緒にいられて…一緒に話ができて」
「だから、私たちの代わりに泡沫ちゃんが苦しむくらいなら……」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……私は、ここに残る。」

[メイン] 泡沫 涙 : 「どうして、そこまで...?」
掠れた声で呟く

[メイン] ウユウ : 「そ、そうです……それに、朝日奈嬢は水泳選手として将来を約束されている……
 その生は、限りなく重いはずです。それを、こうも……!」

[メイン] 朝日奈葵 : 「………………。」
「…………私だったかもしれないから。」

[メイン] 朝日奈葵 : 「将来を自分で決められた私と、最初から将来を決められてた泡沫ちゃん。……あの部屋で美しく泳ぐ泡沫ちゃんを見て……運命が少し違えば、逆だったかもしれない……って、思えたの。」

[メイン] 朝日奈葵 : 「……それにね。」
「…………後悔を残したまま、帰った先で食べるドーナツなんて……絶対、美味しくないでしょ?」

[メイン] 朝日奈葵 : そう言って、はにかんでみせる。

[メイン] 泡沫 涙 : その表情を見て、涙は瞳を潤ませながら一言、「そっか...」と呟きます。

[メイン] ウユウ : 「……曰く──いや、やめておきましょう……
 真の高徳の前では、過去の教えを言葉だけで説くなど陳腐でしかありません……」

[メイン] 泡沫 涙 : しばらくの沈黙の後、彼女は「こんなこと言ってくれた人、いなかったな」と言うと、ポロポロと涙を流し始めました。

[メイン] 春日斬絵 : 「……!」

[メイン] 泡沫 涙 : 「あれ?どうして、涙が…?」

[メイン] 泡沫 涙 : 彼女は泣けていることに驚いたような表情で貴方達の方を見つめ

[メイン] 泡沫 涙 : 「ああ、そういうことなんだ」
小さく呟く

[メイン] 泡沫 涙 : 「もう少し早く、貴方達に会いたかったな」

[メイン] 泡沫 涙 : そう言うと、ついに我慢ができなくなったのか、今までの分が溢れてきたのか、涙はポロポロと落ち続けています。

[メイン] GM : やがて貴方達は足元を水が満たしていっている事に気付きます。涙の力なのか、どんどんと水位が上がっていってます。このまま行けば、この部屋全体を満たすことでしょう。どうにかしようと焦る貴方達は、天井の四角い穴を思い出します。そこまで水位が届くのも時間の問題です。

[メイン] 春日斬絵 : 「これならどうやら生贄は捧げなくてもよさそうですね」

[メイン] 春日斬絵 : 「ずっとここにいるわけにもいかないんで……髪の毛辺りを生贄にして妥協してもらうか……いっそ神の怒りを買う覚悟で最初の部屋の頭蓋骨でも捧げることを考えていましたが……葵さんのまっすぐな思いが奇跡を起こしたんですね」

[メイン] ウユウ : 「泡沫嬢……こ、この水は!
 これが泡沫の血の力なのでしょうか……!? 水が満ちていきます……!」

[メイン] 朝日奈葵 : ……あ、あはは……春日ちゃんは抜け目ないなぁ。……春日ちゃんらしいけど。

[メイン] 朝日奈葵 : ……っと、それより……!
「…………涙ちゃん!」

[メイン] 泡沫 涙 : 涙をポロポロ流しながら、ウユウにうなずく

[メイン] 泡沫 涙 : 顔を上げ、朝日奈の方を向く

[メイン] 朝日奈葵 : 手を伸ばす。
……今度こそ、大切な友達を置いて行ってしまわないように。

[メイン] 泡沫 涙 : 朝日奈の手を取り、強く握る

[メイン] 朝日奈葵 : 「よし!」

[メイン] GM : では全員<水泳>を振って下さい

[メイン] 春日斬絵 : CCB<=90 水泳 (1D100<=90) > 53 > 成功

[メイン] ウユウ : ccb<=90 武芸(水泳) (1D100<=90) > 58 > 成功

[メイン] 朝日奈葵 : CCB<=95 水泳 (1D100<=95) > 41 > 成功

[メイン] 泡沫 涙 : CCB<=80 (1D100<=80) > 3 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 春日斬絵 :

[メイン] 朝日奈葵 :

[メイン] ウユウ :

[メイン] 泡沫 涙 : 「皆さん!私に掴まって下さい!」

[メイン] 春日斬絵 : 「その力強い言葉…信用しますよ」
掴まる

[メイン] ウユウ : 「ま、まずい……このままでは溺れてしまうかもしれん……!
 あ、ああ……泡沫嬢! 我が女神よ!!」
溺れる者藁を掴むというが今掴むのは泡だ……
とはいえ、何より頼りになる泡だ!

[メイン] 朝日奈葵 : 「……えっ?」
引いていたはずの手は、いつの間にか引かれていて。

[メイン] 泡沫 涙 : 全員がしがみついたのを確認すると、水位が上がったのを確認し、一気に天井の穴を抜ける。

[メイン] GM : 四角い穴を抜けるとそこは洞窟のような場所でした。

[メイン] GM : 遠くで日の光のようなものが見え、水の流れもそちらの方へ向かっています。ぶくぶくと凄まじい泡に包まれて、貴方達は涙に連れられて光の方へと向かいます。

[メイン] GM : 日の光が泡で反射し、水の中できらきらと光っている光景は、水の中だという事を忘れさせるくらい綺麗なものでした。そんな光景に見惚れていると、洞窟のような場所は終わりを迎え、外に出ることに成功します。

[メイン] GM : 水を垂らしながら辺りを確認すると、近くには貴方達が意識を失う前にいた村が見えてきます。

[メイン] GM : そこへ、遠くから貴方達を呼ぶ声が聞こえてきます。

[メイン] 多田野 智則 : 聞き覚えのあるその声は、貴方達に協力を求めた多田野で、こちらへと駆け寄ってきます。

[メイン] 多田野 智則 : 「凄い音がしたから来てみたら、みんな無事だったか!?」

[メイン] 春日斬絵 : 「まあ……無事ですよ……逃げてなかったんですね」

[メイン] ウユウ : 「た、多田野殿……これが無事に見えるのですか?」
水浸し

[メイン] 朝日奈葵 : 「あ、あはは……ありがと、見ての通りだよ」

[メイン] 多田野 智則 : 「逃げるわけないだろ?急にみんな消えちゃうから心配してずっと探してたんだよ」

[メイン] 多田野 智則 : 「…って何でびしょびしょなの?」

[メイン] 多田野 智則 : 「あと、そこの女の子は誰なんです?」

[メイン] ウユウ : 「……消えた……? 多田野殿からはそう見え──」
女の子という言葉に、はっと

[メイン] 春日斬絵 : 「探してたんですねありがとうございます……びちゃびちゃなのは泳いでたからで……その子は新しい友達です」
ぐったりしながら

[メイン] 泡沫 涙 : 多田野を見て、朝日奈の後ろに隠れる

[メイン] 多田野 智則 : 「ああ、消えたんだよ」
「泳いでって、ええ!?」

[メイン] 朝日奈葵 : 「わっ……だ、大丈夫だよ!……もう、多田野もあんまりびっくりさせてあげないでよ!」

[メイン] 多田野 智則 : 「あーごめん。僕も必死だったもので」

[メイン] 泡沫 涙 : ひょっこりと朝日奈の後ろから顔を出す

[メイン] ウユウ : 「……ははは……激動の時間が子虚鳥有の如しです……」
生きて帰った、という実感に力が抜ける。

[メイン] 朝日奈葵 : 「えへへ……うん、新しい友達!この子は────」

[メイン] 朝日奈葵 :

[メイン] 多田野 智則 : 朝日奈の紹介を聞き、独りごちる

[メイン] 多田野 智則 : 「泡沫、そうか彼女が…」

[メイン] 多田野 智則 : フフッと一人でにやけて

[メイン] 多田野 智則 : 「変なことに巻き込んでしまって悪かった、お詫びと言っちゃなんだけど、これから飯でも奢るよ」

[メイン] 多田野 智則 : そして貴方達を車に乗るように促し、出発します。

[メイン] 泡沫 涙 : 貴方達の隣には新しい世界に目を輝かせる少女がいました。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「君と世界と『ソレと水』」

[メイン] GM : エンド1「君と世界と涙」

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シナリオを遊んでくれてありがとうございました!でも、実はまだこのシナリオには、一つ謎を隠してあるんです。このシナリオのタイトル、何か変じゃないですか?結局ソレって何なのか、色々考えられると思います。でも、このシナリオで出てきたアーティファクト、あれを報酬としてプレイしてくれた方々に、一回分としてお渡ししましたので、タイトルに一筆お願いします。

[メイン] GM : 場所は『』内の何処かです。

[メイン] GM : ………

[メイン] GM : ……

[メイン] GM :

[メイン] GM : わかりましたか?わからなかった場合は、「ソレ」のレに一文字足して上げて、「ソル」にしてください。

[メイン] GM : そうすると「君と世界と『ソルと水』」となります。

[メイン] GM : ソルト水...つまり塩水になります。
さて、このシナリオに出てきた塩水、実は一つしかないんですよ。人が流せるしょっぱい水で、塩化ナトリウムも含まれる「涙」一つだけです。

[メイン] GM : 「君と世界と『涙』」

[メイン] GM :  

[メイン] GM :